2011年8月27日土曜日

カーズ2(106分)

前作をTVでチェックし、2D吹替え版で見てきました。
前作も、「トイストーリーと違って、この擬人化はノレナイ!」と感じてしまいましたが、、、
やっぱり今回もいまいちノれず。
(これはもしかすると、車教で劣等生だった私が教習官とケンカになり、
「君は車を好きになるところからはじめろ!」とののしられた個人的な体験のせいかもしれませんが…)

「カーズ2」個々のエピソードは嫌いじゃないんですが、前作にくらべるとストーリーに
「えっ!?」となってしまいました。
前作「カーズ」が時代に取り残された古い世界が新しい世界から見直されるのに対して、
「カーズ2」は時代に取り残されたペッパー(欠陥車)たちは結局そのまま放置されるだけで。。。
救済にせよ、破滅にせよ、ペッパーたちを最後まで描ききってほしかった。あれじゃ、扱いがかわいそうすぎる。
メーターの「自分は、みんなに恥ずかしいヤツだと思われていた」という気付きと、
ペッパー達の憤りがうまく融合するかなと期待していただけに、ガックリ。
メーターが「お前ら、ラジエーター・スプリングスにこいよ!」とよびかけて、みんな楽しく暮らすとか、、、
そーゆーベタな展開でもいいから何かほしかったなぁ。
あと、マックイーンが簡単にレースを投げ出したり、メーターが博識だったりとか、
前作からキャラクターにブレがあるような…
ピクサーで「この脚本はどーなの?」と思わされるとは、、、
しかも、脚本ジョン・ラセターなんですよね、うーん。。。


いや、でも、とりあえず、エンドロールでポリリズムがきけて、
映画のストーリーのことなんて最終的にはどーでもよくなってしまいました。
東京ドームライブラストあ~ちゃんが
「私たちに大きなチャンスをくれた曲です。この曲でチャンスをつかんだときのような11年目を迎えたくて、最後にこの曲を選びました。思いをこめて歌います、きいてください。Perfumeでポリリズム」MCで語り歌った、あの感動がよみがえりました!
まさかの11年目、、、こうなるとはっ!
ポリリズムは、Perfumeをどこまで連れて行くのかっ!?
いや、Perfumeはどこまでポリリズムを連れて行くのか!!!
ということで、「カーズ2」とあわせてPerumeの東京ドームDVDがオススメです!


2011年8月15日月曜日

SUPER!(96分)

今年の序盤に見た「キック・アス」にはいまいちノレなかったんですが、「SUPER!」には超ノレた!
今まで見た特殊能力のない素人ヒーロー映画の中でも、「クリゾン・ボルト」は、「実際の世界でコレをやったらこうなるかも(ヒーロー気取り≒犯罪者)」というホンモノ感がずば抜けていて、素晴らしい!

せっかく同じ年に見たことですし、どうして「キックアス」はノレなくて、
SUPER!」にはノレたのか、、、ちょっと理由をまとめてみました。

     主人公が、ヒーローに目覚める個人的具体的理由がある
「キック・アス」は、オタクゆえのヒーローへの憧れという抽象的な動機だったけど、
「クリムゾン・ボルト」は嫁を奪われるという切迫した個人的理由があり、あっち側にいっちゃうのも説得力がある。
     主人公がちゃんとかっこよくない
「キック・アス」はオタクなだけで、ルックスは長身スリムで普通にかっこいい。
でも、クリムゾンボルトは、ルックスもちゃんとさえない中年太りのおっさん。
     主人公が勝ち取る幸福の重み
リアルな彼女という目に見える分かりやすい幸せを手に入れる「キック・アス」には「ケッ!」って感じだったんですが、「クリムゾンボルト」が得る哀しい幸せには泣きました。
また、「エンジェルウォーズ」よろしく、「本当に選ばれた人間は…」と悟るところも泣ける!

あっ、「キック・アス」も「SUPER!」もヒロインは、最高にクレイジーでキュートでしびれました!
「ヒットガール」と「ボルティ」がリアルに戦ったら、「ボルティ」瞬殺でしょうが、、、
個人的には「ボルティ」を応援しますよ!
ヲタク女子の思い込みの力が産む行動力に、勇気付けられました! 

コスチュームに着替えて、「どう?」「どう?」って聞くシーンや、1回目のお仕事が終わった後に下着姿になっちゃっているシーン、そして何よりクリムゾン・ボルトを襲う(性的な意味で)シーン!
そこまで、イタイところをみせてくれてありがとう!
強姦しながら、「マスクを見せて!」っていう台詞に、「コイツ、ホンモノだな!」とうなづいてしまいました。

ボルティの最後も「いや、実際はそうなるだろ」って感じで、見るべきものを見せていただいて、なんだか感謝の思い。
エレンペイジありがとう!

ただ、殺されるならヒットガールに殺されたいナ。えへへ。

2011年8月11日木曜日

コクリコ坂から(95分)

監督:宮崎吾朗

予告編の「俺たち兄弟だ」と驚きのマーマレードボーイ展開に萎えて、あまり期待してなかったのですが、想像をいい意味で裏切られキュンキュンきて面白かったです。
今年見た映画の中で一番オススメできるデートムービー!
ただ、登場人物のあまりのリア充っぷりに「こ・こんなこと、私の思春期にはなかった!」とアコガレを飛び越えて嫉妬で冷静に映画を見ていられなかった!
冷静に楽しんでみていられたのは、冒頭の料理シーンから学校での昼食の場面まで。
その後、カルチェラタンから飛び降りた風間に当然のようにかけよる海と当然のように手を取る風間、あだ名とはいえ、やすやすと呼び捨てするイケ男子ども、そもそも何の説明もなくあだ名:メルってなんなのさ、見送りの時、姉の手前なのになんのてらいもなく妹の肩に手をおく生徒会長、と、「某高校の全校生徒中3%のモッテル人間にしか起きない話」のオンパレード。
これに共感出来るはずがないっ!私の思春期って、一体なんだったんだろう。。。
そして、クライマックスの「彼らの人生において一大事が発生しましたので、かけつけなければなりません」展開。そんなエスケープしたこと、ねーーーーよ!うらやまし。
あ、いや、そーいえば、名古屋から「4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~」行った時、2部公演が想像を超える長丁場(3時間半オーバー)で終電の新幹線にのれるか危うくなって、一緒に見に行った男子と超ダッシュしたことがあったっけ。
あれも、ある意味人生においての一大事だったな。。。
今思い返すと、ギリギリで終電に乗れた時は、映画のクライマックスのヒーロー・ヒロインの気持ちに負けない気持ちの高まりだったZ!
ということで、「コクリコ坂から」の脳内エンディングテーマとしてももいろクローバー「走れ!」を強くオススメします!

2011年8月4日木曜日

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(154分)

前作ノーチェックのほぼ知識ゼロ状態で、IMAX字幕版で鑑賞。
とりあえず、上映時間157分が長くて、つかれた。
2時間未満の尺だったら、スピード感あってよかったのになぁ。

「前作見てなくたって、ストーリーとかあんま関係ないっしょ!」と甘く考えてたけど、
この世界のルールがなんとなくつかめるまで1時間以上かかってしまった。
玩具「トランスフォーマー」のCMイメージで、人間無関係のロボット対戦かと思ってましたけど、彼らは人間におおやけに認知されていて、かつ人間の味方なんですね。
意外と人間描写が多かったことにビックリ。

終盤「え、なんで助かった?なんで、勝った?」映像の繰り返しに、だんだんバトルシーンがどうでもよくなる。
まず、アメリカ兵の落下作戦どう考えても、あの襲われっぷりじゃ生存者ゼロかと思ってたら結構生き残っててビックリ。どうやって、あんなに地上に降りたか腑に落ちない。


あと、「高層ビルぽっきり・無限滑り台逃走劇」もどうやって助かったかが不明。非常階段に逃げてから、どうなったんだっけ?このシーン、エロい形のロボットが攻めてくる様とか「とまらない・とまらない無限滑り台」とか絵的には好きなだけに、最後ふんわりした感じになってしまったのが残念。

ワープ柱の扱いも、「そんなんでとめれるのかよ!」って感じだし、
最後の3体ロボットガチバトルも、「そりゃ裏切るでしょ」って意外性ないし。
集中力を持ったまま見続けるのが難しかった、、、


しかし、X-MENでも1970年頃の実写シーンが作中に使われてたけど、あっちのが格段にウマい感あったのはなんでなんだろう。うーん、、、