2014年1月31日金曜日

2014年1月に見たいくつかの映画

一昨年の2012年は映画館で見たすべての映画の感想をブログに書いていたのですが、昨年2013年には感想を書くのが追いつけなくなってしまいました。
でも、簡単な記録は残しておきたいので、今年2014年は月の終わりに簡単な鑑賞作メモを書いておこうと思います。

今月はブログに感想書いた映画4本、プラス2本。合計6本鑑賞しました。


鑑定士と顔のない依頼人(131分)

ハッピーエンドだとしても、人間不信

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
原題:La migliore offerta



Seventh Code(60分)

あっちゃんになら、何度でも騙されたい

監督:黒沢清

2014年1月29日水曜日

ビフォア・ミッドナイト(108分)

監督:リチャード・リンクレイター
原題:Before Midnight
怒ったら、服を着てしまいます

ビフォアシリーズ全て未鑑賞だったのですが、この機会にまる1日使って「ビフォア サンライズ」「ビフォア サンセット」「ビフォア ミッドナイト」と立て続けに見ました。映画と同じだけ年を重ねるイーサン・ホークとジュリー・デルピー。長回しのシーンが多いのもありますが、作品内と同じ年月分本当に歳をとっていく2人が演じているだけに、ドキュメンタリーを見ているようでした。他人の夫婦喧嘩をきっかけに出会った2人が、18年後自ら夫婦喧嘩をするという展開にも歴史を感じました。その18年をたった1日見るという、とても贅沢な気分を味わえました。 
「ビフォア サンライズ」よりも「ビフォア サンセット」、「ビフォア サンセット」よりも「ビフォア ミッドナイト」と回を重ねるほど楽しめました。2作目以降登場人物が自分と年齢近いせいもあり、親近感がありより楽しめたのかもしれません。
なんといっても今作「ビフォア ミッドナイト」では男と女の修羅場シーンが最高!
ホテルにチェックイン直後、ワンピースの肩紐をはずされおっぱい丸出しになったジュリー・デルピーとイーサン・ホークのペッティング。そのペッティングが、息子からの電話を機に中断され口論が始まるのですが、途中までジュリー・デルピーのおっぱいが丸出しのままなのがセックスの途中の喧嘩というリアル感があってよかったです。
あと、服を脱ぐタイミングで互いがセックスに本腰をいれようとする瞬間が感じ取れるのですが、そのタイミングが2人でズレてるのも面白い。電話終わった直後パンティを脱ぐジュリー・デルピーと喧嘩をおさめようとジーパンを脱ぐイーサン・ホーク。そして、お互い別々のタイミングで服を着直していくのも面白かったです。
「ビフォア サンライズ」と「ビフォア サンセット」では、映画の中の時間しか2人は一緒に過ごしてなかったのですが、「ビフォア ミッドナイト」では9年間一緒に過ごした後の2人なので、「コレを言われたら嫌だな~」っていうポイントでお互いを責めていくのもえげつなかった。「そんなこと言ってないだろ!?」っていうことで互いの揚げ足取りをするところとか、別に勝ち負けじゃないのに「勝ったつもり?」と聞くとことか痴話喧嘩あるあるのオンパレード。しまいにゃ言わなくていい浮気を暴露までしちゃって、流石に2人はもう終わりかとも思いましたが、、、最後にイーサン・ホークが心からの誠意とユーモアで相手を笑わそうとして仲直りをするという結末もよかったです。この映画を見て、恋愛を長続きさせるスキルが身についた気になりました。謝る時は誠意とユーモアをもって!

2014年1月25日土曜日

ドラッグ・ウォー 毒戦(106分)

監督:ジョニー・トー
原題:毒戦 Drug War
大切なことなので<逆にして>2回言います

ジョニートー監督作品はここ最近の「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」「MAD探偵 7人の容疑者」「奪命金」は見てるのですが、この「ドラッグ・ウォー」を見て「やっぱりジョニートー監督の銃撃シーンは、まちがいない!」と確信しました。今回は、銃撃シーン2回きりなのですが、どっちもものすごくよかったです。
クライマックスの幼稚園前の銃撃シーンも面白かったですが、個人的には聾唖の兄弟の銃撃シーンのほうが好きでした。TVを見てくつろぐ兄貴とトイレで用を足す弟、その生活感あふれる場面から警察に襲撃されての銃撃シーン。2人とも聾唖であるため、襲撃に気が付くのが遅く、特に弟は防弾チョッキに当たった弾痕を見て気が付く。気が付くのが遅いしコレは即死だろうなと思いきや、家に隠し持ったマシンガンを身じろぎもせずパジャマ姿で警察にぶっ放すクールさ。「先生には世話になったから!」と大量の紙幣を燃やす兄弟の姿はキュートだったし、あの2人の兄弟には最後まで生き残ってほしかったなぁ。
主人公役のルイス・クーが常に半泣き顔なのでこいつには何か裏があるのかなと思いきや、最初から最後まで「自分だけは生き残りたい」というものすごくシンプルな動機しかなかったのもよかったです。麻薬捜査官のスン・ホンレイが敏腕すぎて、ラスト彼が死んでも全然悲しい気持ちにならなかったのもなんか新鮮でした。
あと、7人の黒幕がドラッグ売買の儲け話に乗るか乗らないかの相談をするシーンでは、声を出して笑ってしまいました。7人の中のブレーンとされているファットが儲け話に乗るべきか乗らないべきかの意見を聞かれ、「ハイリスク、ハイリターン」と返答。それに続けて何か重要なことを言うのかと思いきや。。。「ハイリターン、ハイリスク」と同じ事を逆にして2回言ってのける。しかも、なぜかそれに納得してしまう他の6人。「なんやソレ!」と笑ってしまいまいた。でも、大切なことを<逆にして>2回言うのは真似してみたくなりました。「ごはん、おかわり!」「おかわり、ごはん!」とか。

2014年1月17日金曜日

大脱出(116分)

監督:ミカエル・ハフストローム
原題:Escape Plan
シュワルツェネッガー流 口説き術

予告編も見ず、スタローンとシュワちゃんのどアップポスターをぼんやり眺めたくらいでポスター下のオブジェも見落としてたので、ネタバレに気付かず楽しむことが出来ました。
この映画、なんといってもシュワちゃんがスタローンをすっかり信用させてしまう序盤の口説き展開が魅力的でした。「お前、なにかして欲しいことないか」と朴訥に聞くシュワちゃん。それに、はじめはNOサインを出しながらも、2度聞くと必ず何かを欲求するスタローン。やっぱね、オンナもオトコもしつこく相手の願いを聞き、身体を張って叶えてあげるとその人のこと信じちゃうんですよね。信頼関係が出来た中盤からは、シュワちゃんとスタローンがいつも2人で仲良く作戦を練ってて、その雰囲気が中高生男子のお弁当の時間みたいな雰囲気でほほえましかったです。
しかし、この監獄、ルックはハードなのに、ソフトはけっこうやわやわでしたね。周りから丸見えのガラス張りの個室を見た時は超監視牢かと思ったけど、バビロンでは盗聴とかもなくわりと自由に談笑していられたし。船の上の監獄というルックもハードだったけど、優しいお医者さんがメール代行して海の向こうからヘリ呼んでくれたし。
ただ、やっぱり見かけのハードさって大切だなって思ったのは、スタローンがセキュリティコンサルタント(=脱獄のプロ)になった経緯が超複雑なのになんか納得してしまったところ。「昔、検察だった」→「有罪にした犯罪者に復讐を誓われた」→「そいつが脱獄して、妻子を殺した」→「自らがさまざまな刑務所から脱獄して、刑務所の弱点補完に役立てる」って、この動機から行きつく行動って「その犯罪者コロス!」とかもっとシンプルでいいと思うんだけど。でも、なんか納得してしまうのはスタローンというルックのハードさゆえ「お前ならそうだろうな」と思わせてしまうからでしょう。そして、ただのコンサルタントが終盤に人を殺しまくるのも「スタローン、お前ならそうだろうな」と違和感なく見てしまいました。

2014年1月11日土曜日

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(95分)

監督:コディ・キャメロン
クリス・パーン
原題:Cloudy with a Chance of Meatballs 2
パート2は悪役にやさしくない

前作「くもりときどきミートボール」未鑑賞だったのですが、この機会にTSUTAYAでレンタルし鑑賞してから、パート2を見にいきました。
パート1は空から食物が降ってくるという不謹慎さやどんどんバカデカクなる食物の絵が狂った描写など面白く楽しんでみれたのですが、パート2では食物が生物:フードアニマルになり人間と感情を通わせるというストーリーはなんだかよく見たことのある展開であまりワクワク出来ませんでした。 
「くもりときどきミートボール」はパート1で、主人公フリントと父親や街の人との確執、ヒロイン アンナとの恋愛など人間関係の問題が解決済みになっており、このパート2では仲間のチームワークとそれを邪魔するチェスター5世が描かれます。が、様々な問題が既に解決されているので、あまりキャラクターを興味をもって見ることが出来ませんでした。それに、チームワークの爽快感もパート1のクライマックスを上回らず残念。パート1のぎゅうぎゅう詰めの飛行機で雲の上に行き適材適所の活躍をしたチームワークに勝るシーンがほしかったです。
また、主人公と同じような立場なのに悪役になるチェスター5世とその救いのない悲惨な最期に、「トイストーリー2」を思い出しました。「くもりときどきミートボール」のパート1では悪役の市長は逃げて、フェードアウトしていっただけだったのに。パート2同士、なぜか似てしまう不思議。。。
このパート2、パート1のよさがかなり失われていましたが、フードアニマルの中でも凶暴性があるハンバーガーなどは見たことないおそろしい造形が見れてよかったです。バンズについているゴマのひとつひとつが目になってるのがほんとうにこわかった!
また、エンドロールのお楽しみも物語をより深く味わえるものになっていてよかった。バーブにお茶に誘われたスティーブが「ディナー」と翻訳機で答えるシーンとか、短いながらほんわかこころがあたたまりました。スティーブ、そっけないけどやさしいオトコ!

2014年1月2日木曜日

2013年、こんな現場に行きました

お正月のうちに昨年行った現場を振り返っておきます。2013年は“現場”と呼べるところに、57箇所足を運んでいました。

2012年の下半期から“ぬるヲタの家計簿”と称しアイドルヲタ活動に使ったお金をBLOGに記録したんですが、遠征を3回した下半期はアイドルヲタ事に155,785円使ってました。上半期は1度も遠征してないから、おそらくアイドルに関連して総額20万円ちょいくらい使ったのかな。今年も記録していくつもりです。「月2万で年25万円くらいは使ってもいいか」と思ってますが、、、なるべく遠征を控え地元・名古屋の楽しい現場にたくさん行きたいナと思っています。

2013年の現場参戦を振り返って、我ながら複雑な気分になるのは、2011年に15回、2012年に5回足を運んでいたももいろクローバーZの現場参戦数がついにゼロになってしまったこと。チケットの取り難さを考えれば、そりゃ少なくなるかなとも思うのですが。なんだか「心変わりは何かのせい?」(小沢健二)と歌いたくなってきます。(思い返すと、2011年のももクリが私の心変わりのポイントだった気がします)
とはいえ、2013年は危うさなく紅白への出演を決め、その大舞台でも悪ふざけを思いっきり楽しそうにしているももクロちゃんを見れ、ホッコリさせられました。このまま、あり得ない世界まで突き進んで行ってほしいです!個人的な事情もあり「もう会えないアイドル」になってしまいましたが、テレビやネットでその成長を楽しみたいと思います。

では、2013年も参加現場数を人物・グループ名順に発表します。ベスト3にしようと思ましたが、2位が同立で3グループもあるのでベスト2全4グループを書きます。今年は、めっちゃ名古屋っぽい順位になりました。

1位.SKE486回)
主力メンバーがどんどん卒業した2013年のSKE。リクアワの「それを青春を呼ぶ日」で卒メン現在がVTRで流れて、他のメンバーが「現在の夢」について語る中、くーみんが「なんとかやっています」と「現在の夢」について語らなかったのが印象的でした。5期メンバーの藤本美月ちゃん、日置実希ちゃん、新土居沙也加ちゃん、菅なな子ちゃんと期待していたコたちがどんどん辞めてしまい、不安とともに萎えるような気持ちもあります。が、「2月のナゴヤドーム、びっくりするようなライブが見れるのでは!?」ととても楽しみでもあります。

2位.TAKENOYAMA245回)
名古屋のアイドルイベント「アイドルバンチ」によく遊びに行っているので、そこによく出演しているTAKENOYAMA24の現場回数も気づかないうちにけっこう増やしていました。TAKENOYAMA24はオリジナル曲がとてもよくていつも一緒に歌いながらライブを見ています。特に好きな曲は「LOVENISSIN」です。大須演芸場で行われたアイドルバンチのライブが、特に楽しかったです。

2位.しず風KIZUNA5回)
何回見ても、人の上を歩く晴子さんには驚かされます。「オウムの草原を歩くナウシカ」のようで、神々しさを感じます。ファンと本当に信頼し合っていて、ライブに行くと感動してしまいます。2013年は地元名古屋でのライブも増えて、嬉しかったです。今年は交フェスも行ってみたいナ~。

2位.Perfume5回)
P.T.Aのチケット抽選に干され続けた2013年。「ずっと好きだったんじゃけぇ~さすらいの麺カタ perfume fes」の一般チケット左右両手ダブルでかけた電話がどっちもゼロ秒でかかった時は、「Perfumeは、まだ私を見捨てなかった!」と感動しました。いや、やっぱり何事も最後まであきらめちゃダメですね。
その対バンライブも楽しかったですが、ドームコンサートがとにかく感動しました。ワールドコンサート・カンヌコンペを経たPerfumeの「その先の物語」をこの目で堪能でき、驚きと楽しさと幸せな気持ちでいっぱいになりました。あ~ちゃんは今でも大箱ライブの時に「見捨てんとってね!」って言うけど、いやいや本当「私たちのこと見捨てないで、どうかこれからもずっとついていかせてください!」という拝みたいような気分になりました。

個人的なことですが、何より驚いたのが記念受験と思って応募した「Perfumeダンスコンテスト~魅せよ、LEVEL3~」の1次予選に通過したこと。2次予選には残れませんでしたが、これまでのファン人生の中で最もPerfumeに近づけた気がして、ものすごいうれしかったです。(下に応募動画を貼っておきます)



<2013年参加現場リスト>
1月6日 でんぱ組 名古屋クアトロ
1月12日 斎藤環 猫町倶楽部読書会
1月20日 ハロプロ 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
2月20日 SKE48 チームS「制服の芽」
2月20日 RHYMESTER 金山SALU
2月23日 AKB48握手会 ナゴヤドーム
3月3日 チームしゃちほこ 乙女祭り
3月10日 小桃音まい しず風絆 OZON
3月20日 アイドルバンチ TAKENOYAMA24等 金山SALU
3月25日 アイドル乱舞 東京女子流 9nine等 名古屋クアトロ
3月27日 RHYMESTER 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
3月30日 柴田元幸 猫町倶楽部読書会
4月13日 SKE48 日本ガイシホール
4月23日 モーニング娘。 名古屋市市民会館
4月27日 東京女子流 Zepp Nagoya
5月5日 SKE48 研究生公演
5月12日 SKE48 チームK2「ラムネの飲み方」
5月21日 モーニング娘。 ライブビューイング「田中れいな卒業」
6月4日 Perfume×奥田民生 Zepp Nagoya
6月5日 Perfume×奥田民生 Zepp Nagoya
6月8‐9日 植島啓司 猫町倶楽部読書会
6月29日 TAKENOYAMA24 OZON
6月30日 9nine
7月6日 Perfume ライブビューイング「ワールドツアー ロンドン公演」
7月7日 ヤ祭~アイドルバンチ しず風絆、TAKENOYAMA24等 矢場公園
7月27‐28日 TOKYO IDOL FESTIVAL
8月2日 Dorothy Little Happy
8月17日 AKB48 ドームツアー「まだまだやらなきゃいけないことがある」
8月24日 長谷川町蔵×山崎まどか シネマテーブル「アメリカ学園映画講義」
8月26日 菊池成孔 ブルーノート 名古屋
9月1日 大谷能生 猫町倶楽部読書会
9月8日 Cheeky Parade 近鉄パッセ
9月8日 アップアップガールズ(仮) 名古屋クアトロ
9月13日 ベイビーレイズ 近鉄パッセ
9月14日 ベルリン少女ハート 金沢
9月22日 Dorothy Little Happy 近鉄パッセ
9月23日 今池祭り
9月28日 SKE48 チームE「僕の太陽」
9月29日 チームしゃちほこ、juice=juice等 メーテレ秋祭り
10月6日 lyrical school 近鉄パッセ
10月6日 アイドルバンチ~TAKENOYAMA24、FANFUN 大須演芸場
10月11日 SKE48 リクエストアワー2日目
10月20日 モーニング娘。 日本特殊陶業市民会館
11月3日 アイドルバンチ~nanoCUNE、TAKENOYAMA24等 大須MID
11月3日 Chu-Z GOODWILL EDM館5階催事場
11月7日 しず風絆 名古屋パルコ
11月10日 Jさん豪さん掟さんボーイズトーク4 とよはしスロータウン映画祭
11月16日 夢見るアドレセンス オアシス21
11月17日 Negicco HMV栄
11月24日 豊橋まんが家まつり とよはしスロータウン映画祭
12月2日 あまちゃんオーケストラ 日本特殊陶業市民会館
12月7日 Perfume 京セラドーム
12月8日 Perfume 京セラドーム
12月10日 LinQ アポロシアター
12月17日 申し訳ないとSP RHYMESTER等 代官山UNIT
12月18日 Tパレ感謝祭 Negicco、アップアップガールズ等 ラフォーレホール六本木
12月22日 lyrical school 近鉄パッセ