2011年12月30日金曜日

スプライス(104分)

「アバター」に対し、「異種間恋愛するんなら、異種間SEXもみせろ!」と物足りなさを感じていたんですが、、「スプライス」はその私の欲望を満たしてくれました。(まぁ、恋愛的要素のほうは唐突で薄かったんですが、、、)

特に、異種間SEX第一回戦「エイドリアン・ブロディVSドレン」が最高!
はじめは及び腰だったエイドリアン・ブロディがどんどんやる気になり、そしてオルガズムの瞬間ドレンが羽ばたく!!!限りない性の可能性を感じます。
そして、今まで味わったことのないシチュエーションでの男と女の修羅場!修羅場!修羅場!あの絶望的な目撃の瞬間が一番好きなシーンです。

個人的な好みですが、出来ればドレンが最後まで誰も傷つけない展開にしてほしかったなー。
そのほうがもっとカタルシスがあって、よかった。(でも、最後の強姦はありです。殺人描写はなしにしてほしかった。)

映画での頭のおかしい科学者って、本当に華があっていいなぁ。
大きいスクリーンで見れて、本当によかった!

2011年12月29日木曜日

くららがたったのシネマランキング(2011年)(鑑賞映画85本)

新作劇場鑑賞全85作品をランキングしました!

タマフル版とのブレがひどくて、我ながらせっそうのなさに笑ってしまった。
主観によるランキングって、1位がすげ替わるとランク内の重力が変わり並びが様変わりしてしまう。。。ただ、ワーストはほとんどかわらない!
良いものは関連性があるけど、ダメなものは個別性があるという発見。

私のベスト3は「愛する人を失った時の自分とどう折り合いをつけるか」が共通のテーマ。(こじつけ)
1位は、とにかくしつこいイビョンホンが最高!ちょっとしたところも狂った人ばっかでサービス満点なのも、すげーアガル!(タクシーの乗り合わせとか趣味友とか)やっぱりこういうの好きだなぁと自分の好みを再確認した映画。
2位と3位は、どちらも「ケビン・ベーコンの寝取り」をKEYにパラレルワールドが展開している映画だと解釈しています。自分だったら、どっちの世界に転ぶんだろそんなことを考え始めるとさらに面白くなってきます。

多分、別のタイミングで作ったらまた違うランキングになりそうですが、、、
2011年今の自分の気分では、こんな感じです!



1            悪魔を見た
2            スーパー!
3            ラブアゲイン
4            冷たい熱帯魚
5            ミッション:8ミニッツ
6            猿の惑星:創世記
7            ブラックスワン
8            イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
9            ソーシャル・ネットワーク
10          くまのプーさん
11          電人ザボーガー
12          ブルーバレンタイン
13          その街のこども 劇場版
14          127時間
15          ファイナルデッドブリッジ
16          ハーブ&ドロシー
17          アジョシ
18          ピラニア3D
19          モテキ
20          スプライス
21          MAD探偵
22          コンテイジョン
23          ヒア アフター
24          恋の罪
25          SUPER 8
26          アンチクライスト
27          ノルウェイの森
28          ハングオーバー!! 史上最悪の二酔い、国境を越える
29          X−MEN:ファースト・ジェネレーション
30          ワイルドスピード MEGAMAX
31          ブンミおじさんの森
32          ウィンターズボーン
33          ムカデ人間
34          エンジェルウォーズ
35          キックアス
36          エンディングノート
37          監督失格
38          イリュージョニスト
39          トゥルー・グリット
40          アジャストメント
41          人生万歳!
42          歓待
43          アンストッパブル
44          コクリコ坂から
45          タンタンの冒険
46          モンガに散る
47          マネーボール
48          50/50
49          ショートストーリー名古屋2011(「記憶のひとしずく」「揺れに揺られて、揺られてゆらり」「桜の街のドーナッツショップ」)
50          不惑のアダージョ
51          グリーンホーネット
52          海洋天堂
53          英国王のスピーチ
54          忍たま乱太郎
55          一命
56          インシディアス
57          7つまでは神のうち
58          ザ・ファイター
59          ハリー・ポッターと死の秘宝 PART
60          エッセンシャルキリング
61          モールス
62          未来を生きる君たちへ
63          キラー・インサイド・ミー
64          ツーリスト
65          カーズ 2
66          幸せの始まりは
67          ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜
68          映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪
69          劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ
70          トロン:レガシー
71          トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
72          ハーモニー
73          コリンーLOVE OF THE DEAD
74          あしたのジョー
75          アンダルシア 女神の報復
76          ワイルド 7
77          漫才ギャング
78          ステキな金縛り
79          さや侍
80          スマグラーおまえの未来を運べ
81          けいおん!
82          怪物くん
83          手塚治虫のブッダー赤い砂漠よ!美しくー
84          ワラライフ!!
85          セカンドバージン

2011年12月23日金曜日

ワイルド7(109分)

漫画未読、「ワイルド7」バージンの状態で見てきました。

序盤、能面をかぶった残虐な銀行強盗と「ワイルド 7」のチカラ技のカーチェイスから新聞記事のシュレッダーされていくオープニングは、不気味かつ爽快感もあって好感触だったのですが、、、よかったのははじめの30分くらい。

その後、どのキャラクターも描写が弱く誰にも感情移入できず興味が続かない上に、「ワイルド 7」たちが殺人を楽しんでやっている様子も苦しんでやっている様子もなくゲンナリ。そして、メインとされる事件がよくある「官僚の内部対立モノ」でさらにゲンナリ。TV的な香りがする日本映画は本当にこの事件展開が好きだなぁ。。。)

バイクでオフィスビルに突入し、バイクのままビル内を駆け巡るアクションシーンとかところどころゾクッとなるところもあって、よくなりそうな感じもあるだけに甘い脚本が悔まれる。。。
映画で描かれる「ワイルド 7」のチームは結構人間味あふれてたんですけど、思い切ってもっと狂ってるチーム設定にしていれば面白くなっていたような気がします。


あと本当に嫌だったのは、エンドロール。
最後に深田恭子がチームに加わってから「WILD 7」という題字の提示には、「もしかしてエンドロールで、深田恭子が活躍する事件解決シーンがみれる!?」と大いに期待したのですが、、、羽住英一郎監督お得意の「キャストおどけ」映像がスタート。。。
「海猿」なら伊藤英明のキャラもあいまってまだ許せるけど、それ萎えるから・本当に萎えるからやめてーーーー。Choo Choo TRAIN」のダンスとか、、、そんなのサービスじゃねーぜ!そんなのみせるくらいなら、深田恭子と瑛太の Choo Choo(キスシーン)でもみせてくれよっ!

2011年12月18日日曜日

くららがたったのシネマハスラーランキング(2011年)

私も2010年に引き続き、今年も積極的シネマハスラー参加。
名古屋ではまだ未公開&未ソフト化の「サウダーヂ」は見逃してしまいましたが、鑑賞50作品を私もランキングしました!(2012年2月「サウダーヂ」鑑賞し、ランキング反映)

2011年ハスリングの所感ですが、、、
去年に比べるとだいぶラクに楽しくハスリングを続けられました。
また、ハスリングするというギミックだけではなく、映画自体も好きになってきて、今年はハスリング以外でも劇場映画を35本鑑賞し、新作だけで合計85本鑑賞しました。(去年は61本)

このBLOGをはじめたことも大きな刺激になりました。
実は、年初の申し訳ナイトで宇多丸さんとお話させていただき「文章をBLOGにすること」をすすめられ、このBLOGをはじめたのです。正直、「今さら、BLOG!?」と半信半疑な気持ちだったのですが、知り合いやtwitterなどと通じて、感想をいただくのがすごくうれしくて、はじめてよかったなぁと思ってます。
最近、知人から映画感想コメント依頼いただいたり、ラジオにメールしてるだけでは起こりえなかった反応に、重い腰をあげてよかったなぁと宇多丸さんに大感謝です。ありがとうございます!

あと、今年は一緒に映画に行く友達も増えました。
映画をたくさん見てる人というだけで、デートのチャンス増えるという発見!
暗闇で同じ夢をみつつ、その後その解釈を戦わせる。。。これはまるでアレですよ、アレ!
わ・わたし、も・もはやKOKOUではない!?(「あー、彼氏欲しい」と思いつつ、涙目で)

ということで、2012年もシネマハスラーが続くかぎりハスリングつづけますYO!
□■□■私のシネマハスラーランキング■□■□

1 イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
おもしろいし、価値観を揺さぶるし、最高じゃないですか!しかも、これがドキュメンタリーとはっ!今年、人と話して一番盛り上がった映画。
2 冷たい熱帯魚
語録を作るほど、幸雄ちゃんに夢中になりました。あとで原作「共犯者」読んで震え上がりました。想像以上に原作どおり!
3 スーパー!
これまでみてきたヒーロー映画の中で一番共感!もし私が際限なく調子にのりつづけた場合の極限をみせてくれたボルティに感謝!
4 猿の惑星:創世記
完璧すぎる映画。「NO!」は今年の最優秀台詞大賞!そして、この作品続編としての「コンティジョン」も必見。
5 アジョシ
この作品が興行成績NO1になる韓国の民度の高さに、敬意を払いたい!!!本当に羨ましい!
6 SUPER 8
映画というジャンルが成熟したからこそ生まれえた作品!終盤の1点の光に映写機を思い、映画館で震えた!
7 ソーシャル・ネットワーク
現在進行形の事実をここまでのエンターティメントにするとは!英語が分かれば、早口会話劇が数倍楽しいんだろうな。
8 ブラックスワン
完璧を目指すとはいったいどういうことなのか、ナタリー・ポートマンに教えられた。「It's perfect!」
9 くまのプーさん
面白かったので色んな人にすすめたけど、誰も見てくれなくて寂しかった。。。是非、英語版で見返したい!(英語分かんないけど)
10 その街のこども 劇場版
まさか今年がこういう年になるとは知らずに、15年後の子供たちに胸を熱くした。誰かと一緒に街歩きしたくなった。
11 ブルーバレンタイン
恋愛経験がとぼしい私には他人事の世界。でも、おそろ・おもしろい!終盤の花火の残酷さ。それでも、「もう恋なんてしないなんて言わないよ、絶対!」。
12 サウダーヂ
この熱量!地方都市の救いのない現実を伝えながら、とてつもないエンターテイメントでもある。「冷たい熱帯魚」「サウダーヂ」と富士山周辺のサヴィ感じに震えたぜ。
13 モテキ
唯一今年2回見た&BLOGに感想を2コ掲載した映画。大好きなドラマが映画化する興奮を味わいました。
14 ピラニア3D
「おっぱい・ピラニア・おっぱい・ピラニア、、、う~~ん、ちんこ!」中学生の思い描くリア充復讐劇wwwDDも楽しみです。
15 アジャストメント
運命調整野郎Cチーム、超かわいい!帽子かぶっている奴には要注意です!
16 スプライス
狂った科学者最高!史上最強に気まずい浮気目撃現場(近親相姦&獣姦)を見さして頂きました。 
17 ノルウェイの森
村上春樹ファンほど本作を嫌う現象が興味深い。オレの「ノルウェイの森」像を持たない私には、ものすごい面白かった。
18 ヒア アフター
霊能者だって、恋がしたい!「やっと会えたね」は辻仁成だけのものじゃなくて、みんなのAKOGARE!
19 ハングオーバー!!史上最悪の二酔い、国境を越える
めっちゃ酒飲んでから見に行ったら、最高に楽しかった!また、ハングオーバー飲み会がしたいので、この企画毎年キボンヌ!
20 エンジェルウォーズ
踊り→別世界のシークエンスに若干飽きながらも、監督の好きな物だけ詰めた世界には好感。自分を知る者は強い!
21 トゥルー・グリット
「任侠版不思議の国のアリス」という説に納得。主人公、成海璃子に似てません???
22 イリュージョニスト
「ほっこり」系かと思いきや、超・鬼畜な内容でビックリ。お財布があなたを満足させてるだけで、「魔法使いはいない」んすよ!
23 歓待
「冷たい熱帯魚」村田的なおっさんが怖い!主演女優が松井怜奈に激似だったせいか、その日の夢に珠理奈が出てきて脳内保管。
24 XMEN:ファースト・ジェネレーション
歴史的事実の盛り込みが成功していて、楽しい。エリック&チャールズの男子のイチャイチャ、私も嫌いじゃないですYO
25 ワイルドスピード MEGAMAX
終盤の金庫引き回しディザスタームービー展開は必見。はげ×はげのガチバトル、溶け合う2人ににんまり。
26 人生万歳!
こっち(観客)の世界が見えている超人に話しかけられて、ビビる。映画の中の人に話しかけられるの苦手だと、気が付きました。
27 コクリコ坂から
NHKドキュメンタリー「コクリコ坂・父と子の300日戦争 ~宮崎駿×宮崎吾朗~」が面白かった!これを面白く見るためにも必見の映画!
28 タンタンの冒険
子供だと思ったけど、意外とTINTIN大きくてビックリ!今年見た映画の中で、映像では一番驚かされました。
29 マネーボール
「まわれ!まわれ!オレのマネーボール!」な連勝描写がもうちょっと欲しかったなぁ。あ、娘の歌、超よかったっす!
30 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART
好きな作品がこのクオリティで最後まで映画化されるなんて、ハリーポッターファンって幸せ者だなぁ!羨ましい!
31 ツーリスト
過去に寝た女をくどかずに隣の部屋で淫夢を見る謎。ツーリスト淫夢アコガレの始まり。(まだ見れていない)
32 英国王のスピーチ
王族のささいにして重要な悩みに、発見と共感の気分。なんかのっぺりしてて、あまり私には刺さらなかった。
33 未来を生きる君たちへ
何かを「もう絶対許さない」と決めつけるのはダメだけど、許せないものだってあるのです。でも、一度の浮気ぐらいは許そう。
34 カーズ 2
ペッパーの扱いが、やっぱり許せない。ピクサーだからと期待しすぎた。車の擬人化にはいまいちのれない自分を発見。
35 ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜
リルムの包帯姿はエロイ!乳首がなくてもエロイ!ザンダクロスのバレエシーンにエヴァを思う。
36 映画スイートプリキュアとりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ
私もサイリウム振りたかった!踊りたかった!大人には許されない和製「ロッキーホラーショー」の世界。
37 劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ
保育園の合唱シーンがすごい気持ち悪かった。最後にあの扉が開いてほしくなかった。なんか好きになれない映画。
38 トロン:レガシー
お父さんがトロンの世界の果てでやっていたこと→禅にビックリ。女を2ケツに乗せて終わるラストにマチェーテを思い出す。
39 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
とにかく長い154分!長い映画は相当おもしろくないと許せないのです。「トランスフォーマーバージン」の喪失。
40 あしたのジョー
伊勢谷くんの身体ヂカラにごちそうさまです。不気味な肢体に、その存在を説得されました。山Pは強そうじゃなかったね。
41 アンダルシア 女神の報復
黒田の童貞感がこのシリーズを面白く見る鍵。黒木メイサが倒れながらキスをする映画は、危険! 
42 ワイルド7
今年のワーストエンドロール大賞!羽住英一郎監督はどんだけChoo Choo TRAIN」が好きなんだ!?
43 漫才ギャング
現役お笑い芸人の映画なのに漫才シーンが面白くないのは・・・。石原さとみの中出しファンタジーがみれたからいいか。
44 ステキな金縛り
その場所だけのくすぐり笑いをちりばめるっていうのは、やっぱり映画だと絶えられないモノがあります。
45 さや侍
途中、何を見ても笑わない若君に、この映画を見ている自分を重ねる。「松本映画バージン」の喪失。
46 スマグラーおまえの未来を運べ
背骨&内臓のトレーニングシーンをなんでなくしたんだろう。映画化で足されたギャグがことごとくすべってて、つらかった。
47 けいおん!
永遠に続くかと思うほど、体感時間が長かった。私はまだ、「けいおん!」という名の永久機関では生きられないようです。
48 怪物くん
スカスカな絵をわざわざ3Dにする謎。カレーやら脚本に無理のあるキャスト出演やら、大人の事情を感じます。「大人の事情、最高!」ってこと?
49 手塚治虫のブッダー赤い砂漠よ!美しくー
最終的には吉永さゆりの超長いナレーションで説明するという強引な構成。これ、3部作らしいんだけど続きあるのかな?
50 ワラライフ!!
実験的なことをやろうとして失敗したのか、それとも普通につまらないのか?とりあえず、「ワラライフ!!」というステキな言葉をありがとう!
51 セカンドバージン
ドラマの映画化って、せめてドラマファンサービスぐらいはしないとねぇ。これでは、誰もにんまり出来ない。せめてエロければ、にんまりしたかもしれないけどねぇ。

2011年12月15日木曜日

けいおん!(110分)

マンガもテレビアニメもみていない「けいおん!」バージン状態で見てきました。
先に映画を見た友達が「ももクロ知らない人が「ももクロCHAN」見るような感じ」と言っていたのですが、まさにそのとおり!
ももクロならともかく、さして興味がない女のコたちのキャイキャイには心がはいっていけず、110分の上映時間が体感では3時間以上に感じました。

「卒業旅行」と「後輩・あずにゃんへの曲のプレゼント」を軸として話がすすむのですが、軸があるわりに特に何も起こらない不思議な映画でした。
事件化しそうな複線らしきものがまかれたと思いきや、それが特に後につながらず何も起きない。
「バンド解散!?→いや、ごっこ遊びだから!」「ロンドン旅行NG?→電話1本で親許可OK!(5人とも)」「飛行機で預けた荷物なくなった!?→あ、隅にあった!」「ホテル取れてない!?→チェーンの別ホテルに来ちゃってた!」「飛行機乗り遅れて、帰れない!?→全然、大丈夫だし!」と何かおきても1分後には解決されちゃってる。
唯一、解決されなかったことは「寿司が食べられなかった」ことくらい。
なんか、エピソードの無駄な投げっぷりに今年見た「ワラライフ!!」を思い出しました。
そういえば、タイトルもどことなく似てる・・・

でも、「このコたちは、成長するような事件に遭遇することなくずーっとこのまんまなんだよっ!」とその後の世界を映画館に来てくれたファンと約束しているように感じ、「けいおん!」の場合これが正解なのかもしれないなと思いました。
だって、私にも、大学生になったって、社会人になったって、おぼこいままアフタヌーンティをする5人の姿が浮かびましたもん。

2011年12月11日日曜日

ソーシャルネットワーク(120分)

たいてい、映画はひとりで見る私ですが・・・
mixiを活動拠点としているサークル「シネマテーブル」のイベントで、SNSつながりの知り合い30名と一緒に鑑賞。
この映画を見るのに、これ以上のシチュエーションがあるでしょうか!?
映画が終わった後、周りを見渡すと“ソーシャルネットワーク”つながりの知り合いが、そこここにいる感覚。映画とリアルが錯綜する至高の映画体験となりました。
KOKOU映画鑑賞もいいけど、群れるのも時にはよし!

映画自体も、ほぼ現在進行形の話をここまでの完成度で作品化していることに、うならざるえませんでした。文句なく面白い!!!
特に冒頭とラストのリンクの円環構図が好きですね。
変わっていない部分・成長した部分をマークに見て、「嫌なヤツだけど、こいつ好き!」って思いました。

あと、ハーバードの学長、最高!
いかすかねー、リア充双子をぶっつぶしてくれて溜飲が下がりました。
調子にのってる学生は、早めにぺちゃんこにしちゃったほうがいい。
そのほうが本人のためですって!

2011年12月9日金曜日

タンタンの冒険(107分)

子供かと思ってたけど…結構大きいんですね、TINTIN
IMAXの大画面でリアルなTINTINを堪能しました。

ひさびさに、「2200円払って、IMAXで見てよかった!」と思えるアクションシーン!
船&飛行機&4輪の乗り物の場面は、どれも酔いかねないグラグラ感だし、
序盤の車にひかれそう連弾も、終盤のバイク・ハンドル街降下やクレーン車ガチバトルもイイ意味でやりすぎで楽しかった!


ただ、話には自体にはあんまり乗れず、、、正直、途中からストーリーパートが来ると、「アクション、まだぁ?」と思ってしまいました。
まず、事件に巻き込まれる理由がほぼ「好奇心旺盛」ってだけなTINTINに全然感情移入出来ず、序盤で心が置いていかれてしまいました。
多分、これは原作自体がこういう設定なんでしょうが、巻き込まれ型サスペンスにはいいけど、巻き込まれたい型サスペンスっていまいちのれないですね。
そもそも、私だったら、お金が欲しくて模型船譲るし!そうすると、序盤15分で映画終了してしまいますが。。。
他のキャラクターも、いまいち個々の行動に「なんで?」ってなって、腑におちない。
捜査官は簡単に殺したのにTINTINとハドック船長にはとどめをささない悪役サッカリンの「達成したい復讐」が何なのか理解出来ない。
ハドック船長がアル中で駄目人間なのは唯一好感が持てるんだけど、ドランクとシラフモードのキャラ設定がぐらぐらで「お前、どっちだよ!」ってつっこみたくなるし。
シルエットで展開されるオープニングムービーがよくできてて、サスペンスパートへの期待値
が高まっていただけに、「もう、こいつらの動機とかどうでもいいや」ってなってしまったのは残念でした。


それに、そもそも・・・そのお宝、謎解きしなくても、地球儀をなでたらいただけちゃうよね!
ハドック家のみなさんは400年間一度も地球儀を拭かなかったのか…

やっぱり掃除が運気をあげるっていう都市伝説は本当なんだな。
私も、今年こそ大掃除がんばろう!

2011年12月1日木曜日

怪物くん(103分)

「チェホンマンがフランケンに」というガチっぷりに惹かれ、ドラマシリーズの「怪物くん」実は何気に全部見ていました。
大野くんの荒井注のような独特の怪物くんキャラもよかったですし、お約束の「○○、最高!」っていうオチも結構好きでした。
ので、「これは、もしかすると、、、」と期待して映画館に行ったのですが、、、
残念ながら、ガッカリな結果に。

3Dで見たのですが、とにかく画面が暗くてまず不快。
目が疲れて、時折メガネをはずしたのですが、 
3Dメガネで視界を暗くしてしょぼさをごまかしてるんじゃねーか!?」 
と疑惑がわいてくる画面のスカスカ感。
いや、絵がしょぼいのはまぁいいです。とりあえず、3D化で観客をつらくさせるのはやめて!

そして、内容ですが、これもダメ。
つっこみどころは多々あると思うのですが、最も嫌だったのが「デモキンとデモリーナが全然機能していない」こと。
映画版の悪役:岩石男の協力者として、TVシリーズからの重要キャラTOKIO松岡扮するデモキンが設定されているのですが、岩石男がデモキンとつるむメリットが結局1個もない。
肝心なところで、デモキンが岩石男に力を貸さなかった意味も分からないし。あそこで力を貸していたら、デモリーナが消滅することもなかったろうに。。。
「お前だけは許さない!」と叫びつつ、とどめをささずに知らぬ間にいなくなるデモキンの行動も理解不能。この2人がでなければ、もっと話もシンプルでわかりやすい気がしてならない。
元々出る予定ではなかったデモキン・デモリーナをムリヤリ話にぶっこんだようにしか思えず、脚本に大人の事情を感じてしまいました。

興味深かったのは、「人間界の怪物くんを特大映像で見守る怪物ランドの大王&民衆」の姿。
人間界に降りた跡継ぎの姿をあそこまで隠し立てすることなく、民の前にさらすとはっ!
怪物ランドって超・独裁政治の国かと思ってましたが、王制とはいえど、超民主主義の国なんすね。