2012年5月14日月曜日

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(125分)

原題:Bridesmaids
監督:ポール・フェイグ


「女同士の友情は、嫉妬と優越感で出来ている」って文章を数年前に目にし、それ以来折りに触れその意味を考えていたのですが、この映画は私が興味があるその問題をほどいてくれる映画でした。ズッシリとした重さがありつつ、めちゃくちゃ笑えるし、すごい好きです、コレ!

主人公:アニーのライバルになるヘレンがあらわれた時の、「何、コノオンナ!?」感、めっちゃよくわかる。
親友が自分に劣等感を感じさせる相手と友達だった時の胸の痛み、、、一緒の場にいて嫉妬でみじめな気持ちになるあの感じ、、、あぁ本当に心あたりがありすぎて胸が痛い。
親友に選ばれたくて、「私のほうが!」「私のほうが!」とマイクパフォーマンスしたり、優劣を競ってパーティや旅行のプランをたてたり、プレゼントバトルをしたり。。。なぜ、友情を奪い合う戦いをしてしまうのか不思議だけど、それをやってしまうのが女同士の仁義なき戦い。。。
この戦いの中で一番好きなシーンは、ヘレンが泣いているのを見たアニーが思わず笑ったところ。ヘレンの「何で、笑ってるの?」との問いに、「だって、あなたのブスな顔はじめてみたから!」と答えたのが、めちゃくちゃばかばかしいながらも女の根源をついてて、自分を含め女という存在を「もう、しょうもないなぁ!」と愛せました。
主人公:アニーが、仕事場のジュエリーショップのお客に対し「愛なんて、永遠じゃない!」「友情なんか、永遠じゃない!」と管を巻いたのには、「いくらなんでも情緒不安定すぎるだろっ!」と思いましたが、今まで耳にしたことがなかった罵倒語「cunt」がきけ、なんかニンマリしてしまいました。あーゆー時に使うのね、アレ。
しかし、親友&花嫁:リリアンは、本当にイイ友達だと思う。うんこもらしの原因を作られても、警察沙汰に巻き込まれても、主人公:アニーに対して怒ってはいなかったし。私も、うんこをもらしても、警察沙汰になっても、親友のことは許そうと思います!(だから、アナタも許してニャン♪)