2016年4月9日土曜日
ヘイトフル・エイト
ほとんど乙武くんの謎
監督:クエンティン・タランティーノ
上映時間:168分
原題:The Hateful Eight
パンフレット:880円(★★★★★タランティーノのえりぬき西部劇ランキングや過去作の説明などなど超充実してる!劇中では鮮明にはうつされないリンカーンの手紙がのってて読むと感動する)
最近、前ほど映画見ていないとはいえ「前作「ジャンゴ」が超面白かったし、タランティーノの映画は映画館で見たいよな~」と思い見に行きました。終盤に分かりやすいカタルシスがある前作「ジャンゴ」のほうが好みでしたが、「ヘイトフル・エイト」も「贅沢な映画を見たな~」という満足感でいっぱいになる映画でした。
すべての人が何かしらの偏見の気持ちを持ち、偏見を受ける側の人は自分を守るために相手を攻撃をしたり技術を使ったりするというのがよく見てとれる映画でした。一番動きがあって好きなシーンは、マーキス・ウォーレン少佐(サミュエルLジャクソン)が、老将軍に「お前の息子はオレのナニをしゃぶって死んだんだ」と侮辱し相手の怒りに火をつけて、銃を握った相手に一発ぶっこむシーン。相手を殺すことを正当防衛とするために、相手の自分に対する偏見の気持ちを逆手に取って怒らせわざと攻撃させるところが鮮やかでした。
ちなみに、この映画を鑑賞済みの友人たちと飲んだ時、友人の一人が「「ヘイトフル・エイト」は、ほとんど乙武くんだから!」と言っていて、「意味がわからないけど、すげ~ひっかかる」とその日からその解釈をずっと考えていました。私的には「隠しもっていた偏見の気持ちがある出来事を機に表出する」ことを言っているのかなぁ(最近の乙武くん不倫騒動において、それを機にネット上で一時乙武くん大喜利が起きていた)と思って、後日その友達にあった時に伝えたんですが・・・友人に「え、そんなこと言ったの!?おぼえてない!」って返された。「ずっとその意味を考えていた、私なんだったんだ!」と思うとともに、酔っぱらって記憶のないうちに意味ありげな面白いことを言える友人が羨ましくなりました。
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