2011年5月29日日曜日

冷たい熱帯魚(146分)

「もー、幸雄ちゃんみたいなお父さんがほしい!」(ボディを透明にしたいワケではない。)
と思わず口走ってしまうほど、幸雄ちゃんに魅了されました。


幸雄ちゃんの言葉の厚さよっ!

それにくらべて、ラスト・クライマックス社本くんの言葉の薄さよ!

なんやかんや言って、何事も経験してるヤツが強いなぁと実感。
厭世的なロマンチストのにわかマッチョな言葉なんて信用ならんです。

★★★★★勝手に作った幸雄ちゃん語録★★★★★★
 
「今日やれることは、今日やるーーー」  

「若いですなぁ!」  

「人間はある日突然死ぬっ!  
俺はだれがいつ死ぬかいつまで生きるかちゃんと知ってんだ!
どこでくたばってもらうかそれを決めるのは俺だっ!」

「吉田さん、元気でなーーーっ!」

「そーゆーことだ!よろしくなっ!」
 
「心配ねぇよ、吉田のボデー透明になっちゃったんだから」

「おめーの見てる地球はまるくてツルツルして青いんだろ!  
 俺の考える地球はよ、ゴツゴツ・ガラガラした岩の塊だ。
丸くてツルツルした星なんてこの世にねぇんだよ!」

「俺は 常に 勝 新太郎!!」

「俺もしあわせになりたいーーー」 

「社本!いや、社本くんちょっと痛い・・・」

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

あ、あと、映画が面白すぎたので、元ネタ愛犬家殺人事件「共犯者」
 (映画でいう社本くんの立場の人が書いた実録犯罪物)も読みました。

事件が予想以上に映画どおりで、映画以上に狂っててビックリ。
輪ゴムとかコーヒーのくだりとかまで一緒。
そして、映画にはない、解体時の妻の鼻歌「河内男節」や女性解体のシーンなど震撼モノ。
なかなかのレア本ですが、「冷たい熱帯魚」ファンには是非オススメします!

2011年5月22日日曜日

くららがたったのシネマハスラーランキング(2011年)


本日5月22日は、私の誕生日。
そして、このブログをはじめるきっかけになった宇多丸さんの誕生日。(超光栄)


ということで、誕生日を記念して、いまさらですが・・・
去年コンプリートした2010年シネマハスラー 私的ランキングをUPします。

<積極的ハスリングやってみての所感>

2009年のシネマハスラーランキングをラジオを聴いて、こりゃー面白いと思って
「よし、2010年はコレやろ!」と軽く考えてはじめたのですが…
元々劇場映画を年間4・5本しか見てなかった私にとっては思った以上の苦行。
特に、41位以下の映画は鑑賞後精神的ダメージがひどかった。
「甘くないぜ、ハスリングってヤツは!」宇多丸さんのお仕事の大変さを身をもって体感。

はじめた当初は、宇多丸さんの評と自分の評が不一致だと
自分に自信をなくしていましたが、今は違いを発見として楽しめるように。

あと、自分が面白いと思うものの傾向(→エロ・グロ・自分)が発見できました。

2011年、そして新しい歳もボンクラで楽しい1年になりますように。


☆★☆2010年シネマハスラー私的映画ランキング☆★☆

1 トイ・ストーリー3
焼却炉のシーンは、映画史に残る名シーンじゃなかろうか。物が捨てられなくなった。
2
カールじいさんの空飛ぶ家 
1位との対比で見た時よりランクUP。「物を捨てる」=「未来を生きる」その意味。
3
インセプション
とにかく、このせいで夢が気になって・気になって。夢に生かされてる。夢に生きてる自分感が。「お前は既にインセプションされている!」
4 SR
サイタマノラッパー2女子ラッパー☆傷だらけのライム
「借金で、実家に出戻り」「こんな風にしか生きられない女子たち」。あ、私の映画だと思ってしまった。
5 (500)
日のサマー
恋愛成就の万能感。あのダンスシーンに、魅了された。鑑賞後、「恋愛したーい!」と心から思った。
6
第9地区
「フェイクドキュメンタリーなんて、つまんないじゃん」という私の思いの間違いに気付かされた。文句なしに面白い。エビがかわいく見えた時点で降伏。
7
パレード
寮・ルームシェア経験が多かった私にとっては、「私の映画」過ぎた。ちょっと時代感が古いのが残念。
8
川の底からこんにちは
満島ひかり力との私の初遭遇。「どうせ、私なんて中の下ですから」そこから、開き直る力強さ。開き直っちゃた者勝ち!
9
デイブレイカー
事件後のディストピアをものすごいスピードで描いていく、前半の好みっぷりが半端ない。
10
プリンセスと魔法のキス
何の変哲もないフィルムの点で泣けた。これが映画の力か。
11
私の優しくない先輩
妄想と現実が区別がつかなくなる死にゆく少女の明るい世界。色々騒動もありましたが、個人的にとても好みな世界です。
12
仮面ライダーW FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ
あまりにしっかりした作りに衝撃を受け、仮面ライダーのテレビシリーズもみはじめる。「イケメンで強いのね、嫌いじゃないわ!」の須藤元気の怪演、嫌いじゃないわ!
13
プレシャス
支配する・される愛。言葉を得ることにより自由になる。ハッピーエンドではないが、自分で生きる力がどういうことなのかに説得された。
14
十三人の刺客
こういうエンターテイメントな時代劇があるとは!驚いた。稲垣吾郎のはまりぶりに息を呑む。
15
インビクタス -負けざる者たち-
「ニヒリズムに負けてはいけない。」映画はさしおいて、宇多丸さんの評論でハッとさせられた。
16
ペルシャ猫を誰も知らない
知ろうとしないと見えない世界を見た。そんな中でも、若者は同じように若者なのだ。そして、動物がかわいいくて笑わせるぜ。
17
ハート・ロッカー
万能感をもつ領域での男の戦い方。感覚の麻痺がじりじりと怖い。また、「映画を理解出来ているか。」「映画評論とはどうあるべきか。」の町山さん事件が忘れられない。
18
アウトレイジ
なんと言っても予告編が最高にかっこいい。予告編を鬼リピしてしまいました。男の世界は「ばかやろう このやろう」で、やっぱりあこがれます。
19
ぼくのエリ 200歳の少女
思春期の恋愛×吸血鬼。竹宮恵子好きにはたまらない1本。ラストの唐突な感じがいい。サービス・サービス!
20
ブルーノ
好きです、サッシャ・バロン・コーエン!幽霊とのセックス!顔にかけられても、平気・平気。いや、むしろ、それを見ているイタコのほうがつらいよ。
21
息もできない
暴力&「シバラマ」でしか会話できない人々。痛い、救われない、でも、「何か」を信じたいと思わされた。
22
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
「復讐って、なぁに?」の「えーーー!」展開。「約束のために死ねる」男の美学。あー、男に生まれたかった!
23
ヒーローショー
大人になって調子こくと、とんでもないとこまで落ちていっちゃうことってあるよねー。知らない役者さんばかりで、こんなに邦画に惹きつけられるとは。
24
ヒックとドラゴン
エックスパンデーとにかく目がつかれた、、、「3Dはアイマックスで!」と心に誓った1本。 98分 といった短い上映時間とは思えない内容の充実っぷり。ラストの展開に、うならざるえない。
25
書道ガールズ
いや、こういう青春物好きです。その時点での「邦画ベスト!」と書いてメール読まれたっけ。あれ???まぁ、全て終わってみればこんな順位でした。
26
仮面ライダー×仮面ライダーW(ダブル)&ディケイドMOVIE大戦2010
平成ライダーと初対面!ダブル面白い!テレビシリーズも見ておきたかった。仮面ライダーにはすべてのエンターテイメントの要素がはいっていると気付かされた。
27
悪人
「本気」ブームのはじまり。「本気」には「本気」で!予告編ザッピングしてて、偶然「悪人」の後「アウトレイジ」を見た時の衝撃。「誰が本当の悪人なのか?」「全員、悪人。」
28
ヌードの夜 / 愛は惜しみなく奪う
おっぱいを惜しみなく見せてくれて、ありがとう!ドォーモで熟成に限るよね!家族内隠語最高です。
29
ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲

5分だけ、5分だけスッキリしたいわ!」。仲里依紗の「あーー、はっはっ!」とぷにぷに感が忘れられない。そして、哀川翔の死んだ目も忘れられない。
30
シングルマン
最後だと思って過ごす最後の日。その時、感じること・見えてくるもの。そして、「大学の先生って、もてるの?」という素朴な疑問。
31
シャーロック・ホームズ
女子だったら、男子同士のいちゃいちゃが嫌いなはずないよねっ!あー、ロバート・ダウニー・Jr. かっこいい!
32
ベスト・キッド
親馬鹿映画という新ジャンルの創設。いや、ジェイデンくんは「ジャケットを脱いだり・着たり」するだけではなく、才能に満ち溢れています。君はリア充!
33
アイアンマン2
1
を見てないのに、2見ちゃ駄目だよね、うん。まだ、1見てないんだよ。駄目だよね。多分、1を見てたらもっとランク上です。
34
パリより愛をこめて
緊張感のある仕事より、恋人との電話に必死になる男。大きな壷を持ち運びさせられる男。駄目な男って、かわいい。
35
エクスペンダブル
お金にうるさいジェットリーに笑った。「タイプじゃなかったんだろ」で拳をぶつけあう、そういう男同士でありたい。男アコガレ映画。
36
宇宙戦艦ヤマト 復活編
ヤマトという名の宗教。とんでもない内容で、忘れられない。「石原慎太郎」の名が大きく出てきた時点で、ぶっとびました。
37
パラノーマル・アクティビティ
エンディングのあの時間が過ごせただけで、貴重な映画体験が出来ました。「怖い」は自分の中に!
38
マチェーテ
「このシーンが取りたい」その思いがあれば、「細かいことはいいーんです!」意外とエロいシーンが少なくて、がっくし。
39
時をかける少女
疾走する仲里依紗が最高だよね!アイドルは、本気で走らせてなんぼです。大人になった芳山くんと深町くんは悪くなかったです。
40 ACASIA
(アカシア)
これはスクリーンで見るべきだった!演技する猪木、嗚咽する猪木、稽古をつける猪木、エアープロレスする猪木、、、猪木最高!
41
武士道シックスティーン
「見出される待ちの天才」の物語には、あんまり共感できない。
努力してきた側の葛藤には共感出来ます。
42
ボーイズ・オン・ザラン
周りの大人が主人公を甘やかしすぎじゃ?そんな会社で働きたいよ!そして、私ならYOUと付き合いたい。
43
アリス・イン・ワンダーランド
せっかく大人になったアリスなんだから、エロいとこ見せてよー!最後の自立した女感いる?メルヘンな世界は、メルヘンのままでいいでしょ。
44
ゴースト もういちど抱きしめたい
テレビシリーズなら、毎週楽しく見ちゃうと思う。片言の日本語でそれっぽいことを言われたら、体感エロ指数は数倍に。フィリピンパブに行く男性の気持ちが分かった気に。
45
ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1
シリーズ1&2しかみてないから、全然分かんなかった。テント旅行が長すぎて、テンポ悪い。あ、テントとテンポでベタな韻踏んじゃった。
46
シュアリー・サムデイ
童貞アコガレの謎のスタート。「小栗くん、童貞だったことある?」との宇多丸さんの問いかけに、その貴重な季節についての洞察がはじまる。
47 THE LAST MESSAGE
海猿 3D
パニック映画としてみれば、結構いい。「でも、死んでない」展開。テレビ屋映画は、なんで官僚の内部対立問題が好きなんだろう。私はもうその展開、飽きてますよ。
48
トイレット
エアギターに救いを求める謎の展開。でも、エアギター自体がつまんない。カフェ映画、私は全然好みじゃないようです。
49 BECK
「ぐーたらすーだら」を歌わせたら客がしらけた、ならこの戦法でどうだ!聞こえない美声、、、堤ワールドへようこそ!
50
ワンピース・フィルム ストロング・ワールド
漫画もアニメも見てないから、ツラかった。でも、ゼロ巻もらってちょっと嬉しかった。
51
レイトン教授と永遠の歌姫
ゲームやってないから、つらかった。映画より、宇多丸さん不在&ゲストなしのハスリング、、、あの緊張感が忘れられない。
52 SPACE BATTLESHIP
ヤマト
サラリーマン映画として楽しんだ。上司部下の確執・社内恋愛の面倒臭さ。でも、オフィスでやらせてくれる女は最高!
53
矢島美容室 THE MOVIE 夢をつかまネバダ
テレビ屋の悪ふざけは、視聴者への甘えに頼れているから成り立つ。映画では、観客は甘えさせてくれない。上映時間が98分と短いので、見てはいられた。
54
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
上映時間 141分とは。。。殺す気か!「つまんない」×「長い上映時間」=「殺気」という方程式の発見。
55
食堂かたつむり
精子水鉄砲で妊娠・ゲリベンスープ・命の頂き方、、、すべて気持ち悪い。そんな気持ち悪いことを「よきこと」として押しつけんじゃねーよ!
56
さらば愛しの大統領
冒頭の「バカになってみてください。インテリぶってみないでください。」の一文が私のコンプレックスに刺さり、腹立ちまくり。本編???インテリじゃないけど、一切笑いませんでしたよ!バカになれなかったけど、バカされた気分に。

2011年5月20日金曜日

ブラック・スワン(108分)

鑑賞後ふらふらになりました。
上映108分で、この重量感はスゴイ。
見たその日は、怖くて鏡の中の自分を見れないほどの余韻。


見せ過ぎバージョンの予告編を見た時は、「えっ、スプライス!?とちょっと心配しましたが、、、
イイ意味でのスプライス感で、クライマックスのバレエよかったです!
バレエとしてもうまくて、ナタリー・ポートマンの女優魂に驚愕。
個人的には、迫力満点の黒鳥よりも、怯える白鳥の踊りが危うい
主人公の気持ちが伝わってきて好きでした。


振付師が主人公ニナに浴びせる性的挑発が最低で…最高!
「君に宿題だ。自分でさわってこい。今日は帰れ」
「僕が君を誘惑している。これじゃあ、あべこべだ。」
世界中のプリマは、こんなこと言われてるのか!?言われててほしい!
私は、いままでの人生で一度もこんなこと言われたことないです。(←当たり前)


奔放でセクシーなライバル:リリーの迫力のクンニシーンもよかった。
今まで「クンニ」は「舐める」という言葉のイメージでしたが、、、
あまりの迫力に「ひっ、喰われる!」と心の中に浮かぶ言語も一転しました。


「完璧」を目指すこととはどういうことなのか、主人公:ニナに、
そして、ナタリー・ポートマンに教えられる、今年必見の映画。
特に女性には、是非見てもらいたい!

2011年5月16日月曜日

イリュージョニスト(80分)


予告編を見て勝手に「心温まる」系の映画だと思っていたのですが…

予想を裏切られ、すごい哀しい気持ちに。



衰退していく大衆演芸の描写も哀しかったけど、

特に哀しかったのは老人手品師と魔法を信じる少女の関係。

老人の貢ぎを魔法と信じて、無邪気にたかる少女の姿に

自分の学生時代のこれとよく似た経験を思い出しました。



かって、バイトしていたバーの男性客(60代)に「出身大学が同じ」

ということで仲良くなり、この映画の少女よろしく全然相手のお財布
事情など思いやることなく、「わー、ありがとうございます!」と言葉を
返して美味しいモノをご馳走になってました。

が、学生を卒業し社会人になると忙しくて彼からのメールや着信に
返事をしないままにしてました。するとある日、留守電に「君とは絶交だ」

というメッセージが。

映画最後に、老人が少女に残す置手紙のメッセージ「魔法使いはいない」と
留守電の絶交宣言がかぶって。

老人の夢を守ってあげれない残酷な女子だった自分を反省しました。
つーか、そういう玉じゃない人が、そういうことやっちゃ駄目だな…

もしかしたら、うまく貢がせる小悪魔女子は、悪意はなく、男を魔法使いだと
純粋に信じてるのかも。恋愛と経済の交換行為としての貢がせではなく、
魔法だと思ったほうがどんどん吸い取れてものすごいことになりそうで、怖っ!
いや、でもそのほうがお互い傷つかないんだろうなぁ。


 

あ、あと、おっさんのスカートがはためく時のドキドキ感が新鮮だった。
たとえ、おっさんのでもスカートの中身は気になっちゃう。不思議!

2011年5月12日木曜日

劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ(89分)


神聖かまってちゃんに関してほとんど何にも知らない状態で行ったため、
正直全然ピンときませんでした。

この映画を見るまでの、私の中の「神聖かまってちゃん」といえば、
ドラマ「モテキ」での満島ひかり扮するいつかちゃんの
「ロックンロールは鳴り止まないっ」のカラオケくらい。
歌うことで、何かが浄化されていくのを切に感じる名シーン!

まず、「ボーカルのの子は打ち合わせに来ない」ことをどうして
こんなにしつこく演出するのか、映画だけではよく分からなかった。
本番になったら、何事もなかったようにあらわれてたし。
映画を見た2日後、ちょうどやっていたETV特集「神聖かまってちゃん」をみて、
「あー、そういうことだったのか」と腑に落ちましたが、、、

いや、でも、「神聖かまってちゃん」を知らないからピンとこなかった
というよりも映画そのものがあまりピンとこなかった。
「マネージャー」「母子家庭親子」「将棋女高校生」の3つの世界、
どれにもイマイチ共感できず。それぞれが最後までまじわらないのにも拍子抜け。

あと、「保育園での合唱」シーンが、そこだけホラー映画みたいに
浮いてて、それがあんまり好みじゃなかった。
園児があんなことはじめたら、園長先生はげんなりするしかないですよ、そりゃ。
また、ライブをみるために家に集合する園児達が、なんかキサラギみたいな
画一的なもりあがりで嘘くさい。
PCでライブ配信見る時って、もっと静かにそれぞれのもりあがり方するんじゃないかなぁ…
週末、ももクロのZEPP仙台のユーストを見る時、自分たちをちゃんと観察しておこっと。

2011年5月9日月曜日

ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~(108分)

15年ぶりの劇場「ドラえもん」。

 「映画のドラえもんは泣ける」ってよく聞くあるある話ですが、
私も今回映画終盤じゃんじゃん泣いてしまいました。
こーゆー展開になるだろう、、、と予測出来ても泣けてしまうのは不思議。
「過去を変えることで未来の自分を消すというのはタイムパラドックス的にどうなの???」
という引っかかりもありましたが、それでもザーザー泣きました。
まぁ、ヌクという意味ではイイ映画。

「ドラえもん」自体、声優陣がかわってから初めてみましたが、のぶよじゃなくても
 意外と違和感がなし。
ひさびさの「ドラえもん」でおどろいたのは、アニメの暖かみのあるタッチ。
アップ絵の時にクレヨンで描いたような太い線が使われるのが新鮮。

「のび太の家が狭い・汚い」と言った繰り返しのベタなギャグから、
エヴァを彷彿とさせるザンダクロスのバレエの舞いなど新しい物の取り入れまで、
「やっぱりうまいなぁ」と、飽きずにみていられる。

ただ、子供がきゃあきゃあ言うような要素には乏しく、ちょっと子供映画というよりは
ドラえもんを懐かしがる大人が喜ぶ映画な気も。


余談
大人ひとりで見に行ったら、真隣にロビーで親が待つ子供(男5歳位)がひとりで座って
思わぬところで親子プレイ。
映画開始1時間後に、隣の女子高校生の上映中の携帯にたえきれなくなって、
電源をオフにするよう注意したり(バイブならOKだと思っていやがる映画鑑賞リテラシーのなさ
にげんなり、注意しても音消すだけで画面が明るいまんまだし今思い出しても腹立つZ!)、
映画以外の要素に考えることが多くて、そういやあんまり映画に集中できなかった・・・
でも、泣けるんだから、涙なんて安いもんですね

2011年5月7日土曜日

ブルーバレンタイン(112分)


「ブルーバレンタイン」、「イタイ」とか「ツライ」とかそういう前評判を

よく目にしたので覚悟していったけど、、、
そういう「イタさ」をあまり感じなく拍子抜け。
 

結婚・離婚はもちろん、恋愛の実経験も薄い私には、「あまり関係のない世界」
の映画で、、、
「こういう時、そういう感情になるんだろうな」とは思えるんですが、
痛みを感じるほどではありませんでした。(女童貞の感想)



恋愛におけるあらゆることがリアルに描かれており、

特にファンタジーのないSEX描写がとてもよかった!
後背位からのうっかり中出し&ウォシュレット洗浄等々、


中高生はコレをみて、変なSEX幻想を捨てるべき!
コンドームつけるべきっ!



あと、仕事をまともにしない男性を、自分は本当に駄目なことに気付いたよ。
この映画のディーンはいちおうペンキ屋ということになってるけど、
現在のシーンでまともに仕事をしている姿はなく、「なぜ、この男を選んだ…」

とそこでひっかかってしまう。


そういや、「サイタマノラッパー」のIKKUにも、すごいイライラしたんだよな、、、
 仕事しろ、仕事!仕事しながらでも夢も追えるし、恋も出来る・・・ハズ!


やりなおすためにラブホテルの「ミライルーム」に行くくだりとか、
ぼんくら感あって愛せるんでけど、

「君と僕だけでイイ!」なんていう男は駄目だね。

エンジェル・ウォーズ(110分)


IMAXシアターにて、鑑賞。

私の大好物、エロとグロをかなり期待して、

ものすごい楽しみにしてたけど、、、ちょっと肩透かし。

中学生の妄想する萌えの世界っていう感じで、まぁそれはそれで好感は持てるんですが、

ものたりないーーー!おっぱい・おしり不足っ!血みどろ不足!



ダンスから戦闘のシークエンスも、すぐ飽きてしまいましたし、、、



いや、でも、ザック・スナイダーの好きなモノだけを詰め込んだ世界には好感が持てました。
自分の好きなモノをちゃんと知っている人は潔いぜ!



あと、見終わった後、なぜかももいろクローバーZを思う。

5人のおんにゃの子が、幾層にもなる世界を股にかけ、得体の知れない何かと全力で戦う!

それをみている我々は魅了されるしか道はない。
あー、ももいろクローバーZ最高だなぁ。。。