監督:武内英樹
原作の未読の状態で、鑑賞してきました。
ストーリーは「テルマエの課題→風呂でおぼれる→現代日本にタイムスリップ→ヒントを得る→ローマに戻る→課題解決」という同じシークエンスの繰り返しなんですが、飽きずに楽しくみれました。
鑑賞前に「いかがなものか・・・」と心配していた、日本人の濃い顔の人にローマの偉人キャストをやらせるとか、ローマ人役の方たちがローマの場面では日本語、日本の場面ではローマ語で話すとか、そういう力技の設定も意外にストレスがなく、わりとスッと楽しめました。
限定された「風呂」という風俗文化で時代を切り取るのが興味深くて、原作が読みたくなりました。それになにより、映画を見終わった後お風呂にはいりたくなったので、「亀山モデルにヤラレタ!」と思いつつ映画館を後にしました。
ただ、結構映画全体が好印象だっただけに、上戸彩のミスキャストっぷりが気になってしまいました。栃木弁のなまりの魅力が全然出ていなくて。。。これが堀北真希だったら、超キュートだったろうなぁ。
近年の上戸彩はCM女優や司会のイメージのが強くなってしまって、映画映えしなくなってしまっているように感じました。雨に濡れたシーンは、エロくてよかったけど。。。うーん、そろそろどっぷりエロい上戸彩をみせていただいて、なんかビックリさせてもらいたいな。
逆に、主演:阿部寛は大真面目な表情がなぜか面白くて、こういうのがコメディ役者の才能ってヤツなのかと思いました。やっぱり、その役にあった役者を当てるのって、重要なことなんだなぁ。