監督:マイケル・ベイ
原題:Transformers: Age of Extinction
だんだんなが~く、トランスフォーム
見終わった後の感想を一言でいうと、“つかれた”。前回もそうだったのですが、ストーリーの厚みのわりに上映時間が長くて、ひたすら続くアクションシーンにへとへとになってしまうんですよね。
気になって、歴代のトランスフォーマーの尺を調べてみたのですが、1作目144分、2作目150分、3作目154分、今回4作目165分とだんだんと尺が長くなっていて、ビックリしました。変幻自在に形をかえるトランスフォーマーたちのアクションシーンは、高層ビルをいとも簡単に壊したり機械だからこそやれる思い切ったチョンパっぷりが見られたりと美しいし楽しいのですが、ストーリーパートには見せ場がないだけにこの長さはきついです。が、この世界を好きな人にとってはいくらでも見ていたい作品だと思われるので、マイケル・ベイ的にはサービス精神のあらわれの尺の長さなのかもしれません。
映画後半、舞台を中国に移してからのほうが新鮮で楽しかったです。アメリカの街並みはさまざまな映画で破壊されるのをよく見ているけど、中国の観光名所的なところが丁寧に壊れるのを見るのはあまり見ないので楽しかったです。パシフィックリムで香港の町が破壊されるのは見ていますが、今回は夜じゃなくて昼の破壊っぷりが見られてクッキリと破壊の様子が楽しめました。しかし、絶対あれだけ破壊されたら人間たくさん死んでるだろうに、人が死んでいる空気感がないのがすごいというかずるい。
あと、マーク・ウォルバーグ演じる人間サイドの主人公の名前がイェーガーでビックリしました。そのせいもあって、いやがおうにもパシリムのことを思い出しながら見てしまいました。