2015年2月18日水曜日

ミュータント・タートルズ

正義も悪も、馬鹿ばっか

監督:ジョナサン・リーベスマン
原題:Teenage Mutant Ninja Turtles
上映時間:101分
パンフレット:★★★★☆(720円/各キャラの設定資料とかいままでのシリーズの説明とか充実してる。なぜかスプリンターの画像だけ画素数が粗いのが気になる)

ミュータント・タートルズは、アニメも旧劇場版も未見で「亀が愉快な感じのやつ」というざっくりとしたイメージしかもってませんでした。実際見てみると、想像以上に愉快な亀たちでした。ヒーローものという楽しさ以上に、地上のポップカルチャーにあこがれるニューヨークの愉快なティーネージブラザーものとして面白かったです。
この映画、なにが楽しかったって、正義も悪も馬鹿しかいないということ。「こんな馬鹿たちに、脅かされたり守られてたりするニューヨーク、大丈夫かよ!?」ってつっこみたくなりました。正義も悪も過去でつながっていることは分かったけど、“毒を巻く→ミュータジェン(血液)で解毒”っていう作戦は金が儲かる以外の目的はあったのだろうか。。。でも、逆に深いこと考える必要を感じないところに、「イイネ!」ってなりました。
あと、雪山を滑り降りるアクションシーンがすごい楽しかった!複数の車が雪山を転げ落ちる中で無茶なアクションを繰り出す...この爽快感に「ローンレンジャー」の機関車アクションを思い出しました。しかも、150分もあるローンレンジャーと違って映画が101分しかなく、しかも終盤でなく物語の中盤でこんな楽しいシーンがあって「めっちゃ、儲かった!」って気分になりました。
ちょっと残念だったのは、ただでさえ人数の少ない人間の主要キャストにいまいち魅力を感じなかったところ。ヒロイン役のエイプリル:ミーガン・フォックスに、もうちょっとキュートさがほしかったなぁ。個人的希望としては、エマ・ストーンにやってほしかったです。あと、ヴァーン:ウィル・アーネットはあんなにおじさんでよかったのだろうか。エイプリルとの年の差(実際の俳優の年齢差は16歳)が気になって、2人が仕事仲間以上恋愛未満の関係ではなく、ただの親子に見えました。