2016年2月17日水曜日

オデッセイ


なんとかするポジティブマインド

監督:リドリー・スコット
上映時間:142分
原題:The Martian
パンフレット:720円(★★☆☆☆:脚本を務め監督もする予定だったドリュー・ゴダードが他作品の監督をやることになり、ちょうど予定が空いていたリドリー・スコットが監督をすることになったミラクルな経緯が分かる)

映画館でマッド・デイモンが宇宙服を着て「宇宙で独りぼっち」的なポスターを初めて見てから、わりと最近までずっと「インターステラー」で一人惑星に取り残されていたマン博士の前日談が続編公開されるだと思い込んでました。今年になってから、映画に詳しい友達に「「インターステラー」の続編、評判いいみたいだね」と言ったら、「は?」と返され「オデッセイ」は「インターステラー」の続編ではないことに気が付きました。わりとずっと「インターステラー」の続編として楽しみにしてたので、続編でないのはは正直ちょっと残念でした。でも、この勘違いのおかげで「オデッセイ」見たい欲が高まっていたので、映画館に足を運びました。「オデッセイ」の主人公のマークは、「インターステラー」のマン博士のような陰湿な性格の悪さはありませんでしたが、けっして性格がいいとは言い切れない人物で「一人で生きていくには、性格の悪さも必要だな!」と思いました。
この映画、開始10分足らずで主人公マークが火星にひとりぼっち状態になるんですが、気絶状態から目を覚まして「こりゃ、やべ~な」って感情はあらわすものの、全く絶望に暮れず序盤からトライ&エラーで色々試すところがマジですごいなと思いました。絶望的状況をユーモアセンスでもってポジティブに捉えれる面を探し、そこからやれることを徹底的にひとつひとつつぶしていく主人公のマーク。頭がよかったり体力があったりもそうですが、こういう精神力の強い人じゃないと宇宙飛行士にはなれないんだなと納得感がありました。うんこで育てたじゃがいもが芽吹いたシーンには、私にもなにかやれるはずと勇気付けられました!「まぁ、なんとかなるだろ」と捉えてなにもしない無責任なポジティブマインドじゃなくて、行動を取るための障害をなくすようなポジティブマインドを、私も持ちたいものだなぁと憧れました。主人公以外もボヤボヤしている登場人物が一人もいなくて、「NASAの人材の質、まじすげ~!」ってなりました。
あと、偶然か世の中の流行なのか、「オデッセイ」の宇宙服のオレンジ色を基調にしたデザインが「スターウォーズ」のBB-8に似ていたのが気になりました。ちょうど今、私はモーニング娘。'16でメンバーカラーがオレンジ色の工藤遥さんを推しているので「今年はオレンジがキテルな!」と思いました。

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