2016年2月25日木曜日

劇場版 501


コンビニよりも、顔射でしょ

監督:ビーバップみのる
上映時間:約125分

名古屋シネマスコーレで3日間限定上映された「劇場版 501」見に行ってきました。
2年近く前、ツイッター上でビーバップみのるさんが色々な人員募集ツイートやエモい動画などをあげていて、その当時この「501」にすごい興味をそそられていました。ですが、顔射コンテストが行われたくらいからツイートが減ってきて、「そいえば、あの「501」ってどうなったんだっけ?」とテレキャノ関連のイベントが近くで行われた時とか折にふれ気にしてました。そんな「501」がついに完成し名古屋でも上映するということで見に行きました。

この映画は、一昨年の「テレクラキャノンボール2013」のヒットのご褒美的な感じで、カンパニー松尾さんが功労者のビーバックみのるさんに「好きなの撮っていいよ」と言ったところからはじまった企画なのですが、「テレクラキャノンボール2013」の疾走感とかバディ感とか大人の青春感は全くなく、見終わった後に鬱鬱もやもやする作品でした。自分的には見た後のもやもや感と主人公が自ら挑む戦いに気乗りしてない葛藤に「なんかエヴァンゲリオンみたいだな~」と思いました。といっても、私は「エヴァンゲリオン」をテレビシリーズと劇場版2本をDVDで1度見たくらいのライトな知識しかないのですが・・・(「エヴァンゲリオンみたい」と思ってるうちに、ビーバップみのる≒碇シンジ的な認識にだんだんなってくるけど、2人の共通点はあんまり見つからない)
みのるさんが501撮影中ツイートしまくっていた時期、私もみのるさんのツイートをリツイートしたり関連ツイートをした記憶があるのですが、映画本編の映像には私の知り合いのツイッターアイコンが映ったり、果てには顔射大会会場にいる知り合いの姿が映ったりしてました。それを見て、なんか自分が映画に映りこんじゃったような感覚がしてドキドキしました。しかも、映画をを見ていると実は「みのるさん本人は顔射大会等々をかなり冷笑的に見ていた」ことが伝わり、テレキャノの余韻の中で興味を持ってみのるさんに振り回されていた私たちは、実はみのるさん自身が興味のない事柄に振り回されていたということが分かってくる。これって、皮肉だけどすごい面白いなと思いました。
あと、なんといっても、最後に出てくる未来のるなちゃんことなつこさんがナンパを成功させるところに勇気づけられました。数分歩いたら膝が痛くなってしまっていた64歳のなつこさん、無理やりギャル風のメイクをしているせいもあって、失礼ながら「化け物」という言葉がピッタリな見た目で、路上ナンパしたって絶対誰も捕まらないと思ってました。どっこい、それが、ちゃんと男捕まえた!何人もの男に素通りされても、声掛けを止めないめげない力!足をとめてくれた男の「この後コンビニ行くから・・・」っていう言葉に対して、「コンビニは24時間やってるから私と遊ぼう!」と返すクロージング力!私もなつこさんを見習って、ナンパしてみたくなりました。いや、ナンパじゃなくても、なにか躊躇してできないことをやってみようとわりと真面目に思わされました!

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