2011年6月16日木曜日

さや侍

松本人志監督作品、初体験。
前の2作品の作風を知らないせいか、「これは、どういうつもりでやっているのかな?」と結構長く迷いながらの鑑賞に。

冒頭、賞金稼ぎに狙われるあたりは「鈴木清純ぽい感じ?」と期待したんですが、それは本当に冒頭の5分位。

その後、主人公・野見にくだる「三十日の業」という罰は、まぁ物語を推進していく装置としてはよいのですが、11日の笑い描写がつらい。笑わせることが狙いなのではないのかもしれないけど、「三十日の業」の描写が長いのでできれば笑わせてほしかった。

ところどころの会話劇も、変に笑わせようとしているのが話をうわっすべりにしていて嫌。特に、賞金稼ぎ3人の会話がダメ。
 ナレーションがわりに、野見の現在の状況を説明してるだけって感じになっちゃってて、、、はっきりいって下手です。
 
中盤を越えた頃から、何を見ても笑わない若君に、この映画を見ている自分を重ねてしまいました。

そして、やたら自分の正義をよかれとぶつける娘と野見の結末に、「鬱病の人を下手に励ますと、ちょっと元気になった時に自殺する」という鬱病あるあるを思う。
若君の顔を日傘で隠すシーンとかTVのお笑いメタファーだったのかな、、、
「そんな嘘足し笑いで、命救われたくないわっ!」という松本人志さんからのメッセージ???

しかし、別に武士の美学を描く話でもないんだから、「どうあれ生きていることが素晴らしいっ!」つー結末にしてほしかったなぁ。ダメなおじさんには、せめて生に執着してほしかった。(あ、でももしかすると、どんな傷でも治す「七日草」で野見さん蘇ってたのかも・・・)

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