2013年5月19日日曜日

ヒステリア(100分)

監督:ターニャ・ウェクスラー
原題:Hysteria
親とバイブの話はしたくない

またまた義兄からもらった無料鑑賞券で、母と一緒に見てきました。
鑑賞券の有効期限が5月いっぱいだったので、対象の映画館で公開している中から興味が持てるのを選びました。映画自体はけっこう面白かったのですが、親と一緒に見るのが気まずいヤツでした。
19世紀イギリスで発明された電動バイブレーターの誕生秘話を描いた本作品。
もともと女性の自慰の話はあまりしないので、映画中親とこれを見て後でどんな話したらいいのかとこの映画を選んだことを後悔。映画鑑賞後、母が一言「おもしろかったね!」と言ってくれたので、相槌をうってそれ以上深い話はしないでおきましたよ。親と一緒に見る映画は、もっとセレクションを気をつけねば!
女性特有の病気とされていた“ヒステリー”の治療のために、電動バイブレーターが発明されたという事実、今回初めて知りました。映画では、電動バイブレーターの誕生秘話と登場人物のラブストーリー・社会的権利を得ていく女性の姿がうまく絡み合っていて面白かったです。
主人公の医師モーティマー・ダランビルはヒステリー症状の治療のために女性患者の陰部へオイルマッサージを行うのですが、連日のマッサージのせいで利き手が痙攣し、トングがもてなくなったり、ボールにぎにぎしたり、氷で冷やしたりしてたのがおかしかった。そりゃ、患者ごとに1時間もマッサージしてたら、痙攣もしますって!それを機械化したことで、女性が自分自身で出来・かつ5分で女性が満足が得られるようになったのは、すごいことです。
そして、20世紀には医学書から“ヒステリー”の文字が消えたっていうんだから、、、バイブレーター侮りがたし!エンドロールで創生から原題までのバイブレーターが紹介されるのもよかったです。