2012年6月17日日曜日

私が、生きる肌(120分)


原題:La Piel Que Habito
監督:ペドロ・アルモドバル
人生は膣の出来栄えそれ次第
クリームなしでなるべくやろう

やっぱり、マッドサイエンティストって映画の華!
昨年の「スプライス」「ムカデ人間」も好きだったけど、コレも好きです。欲を言えば、もっとアイツに狂っててほしかった。
おかしな復讐をかますっていう意味では、こちらも大好きな「悪魔を見た」も思い出しました。

娘を強姦した男を監禁して、手術台に乗っけて やった手術が膣形成手術!
そして、膣付き男子に「膣の出来が君の人生をきめる」と各種サイズのアレを提示!
いや、それを真顔でやってのけるんだからスゴイよね。スゴイ。
時間をさかのぼってのサスペンス構成は「ふーーーん」っていう感じでしたが、冒頭の美しいヨガとか娘の自殺の根拠が分かり、「あー、おしゃれこいてみせただけじゃなかったんだわ」って思えてよかった。なんで、奥さんがあんな虎息子と浮気したのかは謎だったけど。。。あれ、そういえば、なんで車で大火傷追ったんだっけ?あの火は、虎息子の仕業だったんだっけか・・・

息子が母親に「ボクだよ!」ってアイデンティファイさせるのが、「虎息子→お尻のアザ」、「膣形成息子→昔レコメンドしたワンピース」っていうのが、なんか好き。「お母さん、オレやで!」っていうのを分かってもらえなかった場合、私だったら何でアイデンティファイさせるかな。腕に一箇所長い毛がはえるところがあるから、そこかな・・・。ちゃんと、あの毛のばしておかなきゃ。