2014年10月3日金曜日

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(121分)

監督:ジェームズ・ガン
原題:Guardians of the Galaxy
劇場で見たことをいつか自慢出来る予感

映画公開前から、ムービーウォッチメンの所々で宇多丸さんの熱い大プッシュを聞いていたのでめちゃくちゃ期待してました。でも、期待しすぎたのか、かなり面白かったのですが、ちょっと物足りなさを感じました。
考えてみると、物足りなさを感じた原因は自分にあった気がします。
まず、音楽ネタが私にはぜんぜん分からなかったのです。だから、AWESOME MIXのカセットテープでグッとくるシーンが十分には楽しみきれなかった気がします。
あと、この映画を見た1週間前にカナザワ映画祭に行っていまして、そこで初めて見た「スターシップ・トゥルーパーズ」とか「マッドマックス2」に比べたら、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」はウェルメードというかお上品で物足りなかった。虫を殺しまくるとか、お尻が丸見えの服を着ているとか、ヒューマンガス様とか、域値を超えた激しさがある映画を短期間に摂取しすぎたせいで、「うん、これは普通にうまいヤツだよね、ふつ~に。」みたいな気持ちになってしまいました。
とはいえ、仲間が集まるワクワク感や、キャラ立ちした脇キャラとかまったく欠点がないシリーズ1作目だと思います。「くもりときどきミートボール」のパート1で人物配置に超ワクワクした感覚と似たものを感じました。
あと、ロケットが牢屋を脱獄するのに「義足がいる」と嘘を付いて、義足を取り上げられた看守の姿を想像して笑うところとか人畜有害のひどいギャグが好きです。これからのシリーズで、おなじみのキャラやギャグから生まれる面白さがどんどん拡大していくはず。その1作目に劇場公開で立ち会えたことに、なんだかうれしさを感じます。