2013年9月10日火曜日

パシフィック・リム(132分)

監督:ギレルモ・デル・トロ
原題:Pacific Rim
死んだら、打ち上げ出来ない

吹替版4DXで見てきました。
4DX鑑賞は「アイアンマン3」以来2回目でした。前回は物語の効果をより楽しむという感じでしたが、今回は「オレが地球を救ったぜ!」とイェーガーで自らドリフトきめたような乗車感があって良かったです。そして、前回同様とても疲れました。やっぱり、4DXは面白い映画以外は絶対にパスしたいなとあらためて決意を固くしました。 

序盤、怪獣初登場からベケット兄弟の戦闘までをものすごい勢いではしょって、見せたいところに映画の時間を割く作り手の姿勢にめちゃくちゃ好感が持てました。私は怪獣物も巨大ロボットも門外漢なのですが、想像を絶する愛があればこそ門外漢にさえ楽しめてしまう映画が生まれるんだなと感動を覚えました。
個人的には「トランスフォーマー」等の巨大メカ戦闘って何をやってるのかわけわかんないのであんまり好きじゃないのですが、今回は動きがゆっくりでそこがよかったです。ヘリで海洋に運ばれていくイェーガーがよかった。戦闘シーンで波止場で飛び立つカモメやオフィスの揺れる振り子、怪獣に逃げ惑う人々の細かい描写も楽しめました。 

ただ、「パシフィック・リム」にはちょっと不満なことがあります。それはお祭り映画なのに、打ち上げがないこと!
終盤、どんどんイェーガーのパイロットたちが死んでいくので、「こんなに死んだら打ち上げできんのか!?」と不安がよぎりましたが、その不安は的中し案の定打ち上げなし。「バトル・シップ」のようなワイガヤした打ち上げシーンを期待してたので、めっちゃ物足りない。。。
個人的な希望というとエンドロール中幼獣の中から生還したチャウに加えて、採集不可になる怪獣漢方薬を惜しみながらブチアゲまくるパーティを付けてほしかったなぁ。