2013年11月4日月曜日

バーニー みんなが愛した殺人者(99分)

原題:Bernie
監督:リチャード・リンクレイター
逆村八分 in テキサス

シネマテーブルの課題作だったので鑑賞しました。事実を映画化しただけでなく、バーニーに関わった実際の街の人が劇中インタビューに出てくるというかわった構成の映画。バーニーに殺された被害者への悪口を、一般人が言いまくっているのがすごいです。殺人者をあれだけ擁護する方々に、「人間って見たいモノしか見ないんだな・・・」と感じましたね。シネマテーブルで、「山口連続放火事件」を思い出したという感想が多かったのも印象的でした。
ただ、現実の奇妙さにフィクションである映画が勝てないというか、映画化したことにより何を見せたかったのかがいまいち伝わってこず残念でした。

 あと、「イノセント・ガーデン」「嘆きのピエタ」「バーニーみんなが愛した殺人者」とシネマテーブルで扱った3作品「冷蔵庫に死体をいれる」というモチーフが偶然にもかぶってて、ビックリした。そりゃー、今年の夏冷蔵庫にはいるネットDQN画像事件が連続するハズだわ~。シンクロニシティ!