2014年1月11日土曜日

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(95分)

監督:コディ・キャメロン
クリス・パーン
原題:Cloudy with a Chance of Meatballs 2
パート2は悪役にやさしくない

前作「くもりときどきミートボール」未鑑賞だったのですが、この機会にTSUTAYAでレンタルし鑑賞してから、パート2を見にいきました。
パート1は空から食物が降ってくるという不謹慎さやどんどんバカデカクなる食物の絵が狂った描写など面白く楽しんでみれたのですが、パート2では食物が生物:フードアニマルになり人間と感情を通わせるというストーリーはなんだかよく見たことのある展開であまりワクワク出来ませんでした。 
「くもりときどきミートボール」はパート1で、主人公フリントと父親や街の人との確執、ヒロイン アンナとの恋愛など人間関係の問題が解決済みになっており、このパート2では仲間のチームワークとそれを邪魔するチェスター5世が描かれます。が、様々な問題が既に解決されているので、あまりキャラクターを興味をもって見ることが出来ませんでした。それに、チームワークの爽快感もパート1のクライマックスを上回らず残念。パート1のぎゅうぎゅう詰めの飛行機で雲の上に行き適材適所の活躍をしたチームワークに勝るシーンがほしかったです。
また、主人公と同じような立場なのに悪役になるチェスター5世とその救いのない悲惨な最期に、「トイストーリー2」を思い出しました。「くもりときどきミートボール」のパート1では悪役の市長は逃げて、フェードアウトしていっただけだったのに。パート2同士、なぜか似てしまう不思議。。。
このパート2、パート1のよさがかなり失われていましたが、フードアニマルの中でも凶暴性があるハンバーガーなどは見たことないおそろしい造形が見れてよかったです。バンズについているゴマのひとつひとつが目になってるのがほんとうにこわかった!
また、エンドロールのお楽しみも物語をより深く味わえるものになっていてよかった。バーブにお茶に誘われたスティーブが「ディナー」と翻訳機で答えるシーンとか、短いながらほんわかこころがあたたまりました。スティーブ、そっけないけどやさしいオトコ!