2015年9月4日金曜日

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション


「あいつは、ギャンブラー」は褒め言葉

監督:クリストファー・マッカリー
原題:Mission: Impossible - Rogue Nation
上映時間:132分
パンフレット:720円★★★☆☆(写真がいっぱい。トムクルーズがいかに自分自身でアクションシーンをやっているかのエピソードが満載。)

ミッション:インポッシブルシリーズほかの作品は未見で、今回はじめて鑑賞しました。シリーズ5作目ということなので人物配置が理解出来るか心配だったのですが、全然問題なく楽しめました。冒頭からA400軍用機の外側に飛びついてるトム・クルーズにハラハラ!このシーンがノースタントなのはまじですごい。そして、ただハラハラさせられるだけじゃなくて、「サイモン・ペッグ、開ける扉そっちじゃねーよ!」的な笑いもあって、映画への期待値がいっきに信頼にかわったシーンでした。この冒頭のシーンもそうですが、トム・クルーズとサイモン・ペッグが少し離れたところで組んで作戦遂行するシーンの遠隔バディ感が面白かったです。一番好きなのは、オペラ座の舞台裏で作戦遂行するシーンで電子機器の映りをよくしようとサイモン・ペッグが「バンバン!」と機械を叩いたら、なぜかトム・クルーズがいるところの足場がグーンとあがってしまいピンチに陥るというくだり。サイモン・ペッグは自分の行動でトム・クルーズが危機に陥っていることすら知らず、悪気なく作戦遂行にあたっている、そのとぼけた感じが面白かった。
あと、外から見えるガラス張りの部屋に催涙ガスがたちこめて捕らえられるというシークエンス、最初トム・クルーズのシーンと最後に悪役ソロモン・レーンのシーンが対になっていて、ベタといえばベタだけど、おなじ構図の中でソロモン・レーンが悔しそうに外に向けて銃を撃つとことか、「逆にやったったで!」感を感じられてよいです。このシーンは頭の中でリフレインさせるだけで溜飲が下がるというかスカッとしますね。