2012年3月5日月曜日

ヤング≒アダルト(94分)

原題:Young Adult 監督:ジェイソン・ライトマン

「ものすごい共感して、つらくなるかも」と若干不安に思っていたのですが、無問題でした。
主人公:メイビスのように「一番輝いていた戻りたい時代」が、私あんまり思いあたらず。。。
「あのころの男をとりもどして、あの時代を取り戻したい!」とか、とりあえずここ数年そういうマインドになったことないなあと改めて自分を振り返ってしまいました。まぁ、もしかして元カレが赤ん坊写真付年賀状とか送りつけてきたら、急に変なスイッチがはいるおそれはありますが・・・

と、主人公:メイビスにはあまり感情移入できなかったのですが、物語ラストに共感出来る人物が急にあらわれました!それは、マットの妹サンドラです。
落ち込んだメイビスに、「時々、あなたのことを職場で思い浮かべるの」「この街の人間は無よ」「あなただから出来るのよ」と惜しみない賞賛をささげ、なぐさめる。そして、最後に「私もリトル・アップルに連れてって!」ってお願いしたら、残酷な宣告が降ってくる。
あれだけ住んでる街を自らdisった後「あなたは、ココにいなきゃ」と返されるのは、本当にひどすぎる。今より少し若い頃、「自分がいる場所がなんか納得出来ない感」ってちょっとあったんですが、そのマインドはきっぱり捨てたほうがいいなと思いました。だって、なんやかんやいって、ココにいなきゃなんないですし。。。

一番好きなのは、クライマックスの1人空回り修羅場。気まずさでヒリヒリきて、最高!
「本当は、私だってアナタになれたのよ!」と言っちゃいけないこと、どんどん言っちゃって。でも、その結果周りから怒りをかうのではなく同情・哀れみを込めた絶句を受けるメイビス。自分がキレた時にあんな反応されたら、その場で切腹ですよ!あのタイミングでドラムをたたきながら出てくる元カレの間の悪さもよかったです。
あと、「コーラ」ではじまる朝のシーンが好きです。2日酔いにコーラって効くのかな???