2012年3月9日金曜日

人生はビギナーズ(105分)

原題:Beginners 監督: マイク・ミルズ 

まわりの評判がいいので見に行ったのですが、なんかピンと来ず。。。
ピンとこない理由がよく分からないので、3日間ぐらいずっと考えてたんですが、
「おしゃれなヤツの悩みをおしゃれに描かれても、そんなん鼻に付くわ!」と突然怒りのような感情が沸き起こり、自分の深い深いおしゃれコンプレックスに気が付きました。

主人公の家庭の文化レベルの高く(職業からして、父親:美術館館長 主人公:イラストレーター)、実家は現代絵画がかざってある大きい一軒家。
主人公が仮装パーティでめっちゃイイオンナとすぐに恋に落ちちゃうし、うさばらしとしてグラフィティーアーティストの真似事をするとか。。。
思い出すと、「お前悩んでるかもしれないけど、実は超めぐまれてるんだから!」とうらやましくなって歯ぎしり。

そして、そのオシャレなヤツを描く手法の洒落感。時代を説明するスライドショーとか、犬が話してる風の字幕とか、もうセンスあるなぁ(ぐぎぎ)
「(500日のサマー」のお洒落感は全然大丈夫だったけど、なんでコレは駄目なんだろう」とも思いました。やっぱり、「「(500日のサマー」は主人公がぼんくらだったから、私のおしゃれコンプレックスがそんなに働かなかったのかなぁ。

いや、こんなことで物事の本筋が見れなくなるのはかなり自分がヤバイので、こうなったら奮起しておしゃれ側になってしまおうかと考えたり
今夜は、名著:ブラスト公論の「おしゃれは戦争だ!そして君たちはノイローゼだ!」の巻を読み直して、おしゃれについて考え直してみよう。。。