2012年5月19日土曜日

幸せの教室(99分)


原題:Larry Crowne
監督:トム・ハンクス

「アイツ、いいヤツなんだけど・・・アイツに仕切らせると糞つまらないパーティになるんだよね。。。」という声が聞こえてきそうな映画。制作・監督・脚本・主演:トムハンクス...
自身の名前を制作・監督・脚本・主演の全てに連ねておきながら、「何かやろうとして」の失敗ではなく「何をしたかったかよく分からないけど」失敗な映画になってしまっているところが、底知れずおそろしい。
退屈で、上映時間1時間39分が2時間半くらいに体感しました。

まず、オープンニングロールとエンディングロールの落差がすごい。
オープニングロールは、スーパーでイキイキと働くトムハンクスをスタイリッシュに編集した絵なのに対して、エンディングロールはトムハンクスとジュリアロバーツの謎のスクーター2ケツ映像。それが色んな風景にむりやり貼り付けてあるのがとてつもなくダサい。その上、最後には2人で観客席に手を振ってきて、、、あまりの脱力感に椅子からズリ落ちてしまいました。

ストーリーも単純なのに、ビフォー・アフターの見せ方がすごい下手で分かりにくい。
トムハンクスが大学の授業や友達によりどう変化したのかが、以前の欠損が分かりにくいのでたいして実感出来ないし、ジュリアロバーツを好きになるきっかけもよくわからない。ビフォー・アフタの定番:部屋の模様替えとヘヤカットでも、元々がそんなに悪くないから、さして感動ないし。

あ、この映画で唯一笑ったパンチラインを思い出した!「どうして、オレは巨乳好きなのに、お前は貧乳なんだ!」というジュリアロバーツの旦那の台詞。巨乳好きだったら、ジュリアロバーツと結婚しちゃ駄目だよね、うん。