2012年5月21日月曜日

恋と愛の測り方(92分)

原題:Last Night
監督:マッシー・タジェディン

ラブコメだと思って見に行ったら、全然コメディじゃねーーーっていう罠。完全に、邦題に騙されてしまいました。
ある夜・一組の夫婦が各々浮気をするが、結局次の夜には旦那・嫁を選び家に帰るというのをビターに描く笑いなしのハナシ。こんなラブロマンス的なハナシなのに、けっこう緊張感があり、鑑賞後ヘトヘトに。

キーラ・ナイトレイの身支度描写の差がよかったです。。
夫婦同伴で行くパーティの時はタクシーの中でやっつけメイクなのに対して、昔の男に誘われた時は部屋で鏡にへばりついてメイクをし勝負下着を身に付ける。この描写だけで、彼女の昔の男への好意の深さがよく分かりました。
あと、旦那が嫁の機嫌をとるために、深夜に謎の夜食を作るとことか。。。「世の中のカップルはこうやって仲直りしてるのね」と参考になりました。お腹いっぱいになったら、あんまり怒れないですものね。

主要の4人の男女の中では、間女にされてしまうエヴァ・メンデスに一番共感してしまいました。
一夜の情事の後、「あ、コイツ後悔してる」という色を相手に感じたら、どうしたらいいんでしょ。相手が弁解の言葉を吐きそうになったら、やっぱり「何も、言わないで」とクールに決めるしかないのか・・・あー、あんな顔されたらツラすぎる。