2012年3月3日土曜日

戦火の馬(147分)


原題:WAR HORSE/監督:スティーヴン・スピルバーグ


お友達に誘っていただいて、試写会にて鑑賞。

物語始め、駄目親父がサラブレットを無理して飼う理由が腑に落ちなくて、話につっかかってしまったのですが、戦争という時代の中で馬の所有者がどんどんうつりかわっていき(合計6人)、最初の理由がどうでもよくなりました。
でも、家族が困窮しているのに「コレ、かっこイイネ!」っていう理由で、衝動買いしちゃう親父は駄目過ぎるよね。そんな親父は射殺したいです、私。

馬に関する美しいシーンが満載です。
特に、大砲が瞬く暗闇をかけるシーンは、その美しさに息を飲みました。
しかし、第一世界大戦ぐらいの時代でも馬に乗って刀で奇襲かけたりしてたんですね。
映画序盤、時代表示がなかったので、戦争の姿に随分昔の話かと勘違いしてしまいました。
案の定、馬と刀の奇襲作戦はすぐ失敗してしまってたけど・・・

「馬が好きな人に悪い人はいない」という言葉を聞いたことがありますが、たしかにこの映画の馬好きも悪い人はいなかった。(駄目な親父はいたけど)
「美しく・強い馬」に、さまざまな人々が色んな意味を見出す姿に、やっぱり圧倒的な存在感ってそれだけで意味があるんだなと思い知りました。 

あと、試写会小噺を。。。
おそろしく笑いの沸点が低いおばさまが近くにおり、「どっちかっていうと感動寄り」のエピソードでもめっちゃ笑ってた。
やっぱり、笑い声って適切なタイミングできこえることが重要なんだなと気付きました。
笑い声に感情がつられて、なんかエピソードが理解しずらかったです。(心理学的気付き)