2013年12月31日火曜日

くららがたったのシネマランキング(2013年)

今年も、もう大晦日がやってきた!また大晦日がやってきた!ヤァヤァヤァ!ということで、今年私が鑑賞した新作映画のシネマランキングを発表させていただきたいと思います!


ラジオ:ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル内コーナー:シネマハスラー&ムービーウォッチメンで取り扱われた映画50作品にプラス24作品で、合計74作品新作映画を鑑賞しました。去年の97本から23本減)


ベスト3は、3位「ルーパー」、2位「ハッピーアイランド」、1位「キャビン」です。
「ルーパー」は、ジョセフ・ゴードンレビットが30年かけてブルースウィルスになっていく臨界点描写が大好き。生え際が後退したら、ブルースウィルスになっちゃうよ~~~(「アルシンドになっちゃうよ~」のリズムで)
「ハッピーアイランド」は、カナザワ映画祭で見たんですが医者の経歴を持つ監督ならではの医療器具を使った拷問シーンをハンカチ噛みしめながら楽しみました。「ごめんですむなら、警察と産婦人科医はいらない!」等のパンチラインの数々も素晴らしいです。
「キャビン」は、お約束のアメリカキャンプホラーにまさかの設定を加えることで、人がざくざく死ぬクライマックスでめっちゃ大笑いしました。画面で行われていることとと裏腹感情を呼び起こされるのは、映画の大きな魅力のひとつだと思ってます。半漁人に3000点!

ワースト1は、「R100」です。言い訳に見えるメタ構造がとにかく不快でした。あの松本人志を心底「おもんないわ」と思えたという意味では、見た価値があった気もしています。

タマフルのお題以外は映画の感想書けたり書けなかったりでしたが、今年はシネマテーブルでサポーターをやったり、そこで開催された各自のランキングを発表し合う忘年会で司会をやったりと映画を使った楽しいことにたくさん参加出来ました。来年も、映画自体を楽しみながらも、それを通して楽しいことをたくさんやれるといいな~。

くららがたったのシネマランキング(2013年)

1.キャビン
半漁人に3000点!
2.ハッピー・アイランド
ごめんですむなら、警察と産婦人科はいらない!
3LOOPER ルーパー
30年後、ぼくらはどんな髪型になっているんだろう
4.クロニクル
みんな童貞なら信じられた
5.ワールド・ウォーZ
世界を股にかけるZ!
6.凶悪
ドン小西のセーター、ぶっこみたい
7.そして父になる
瀧を、取り違える
8.仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム
ライダー部の5年後にうなづく
9.ニュータウンの青春
飯田先輩 かたぎやめるってよ
10.嘆きのピエタ
鶏片手に ボーイ・ミーツ・マザー
11.愛 アムール
愛する人の、音がきこえる
12.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
少年は残酷なトラを飼う
13.ラストスタンド
趣味に生き、イイ顔しろ
14HK/変態仮面
変態キターーーーッッ!!!
15.はじまりのみち
母の愛、息子の愛
16.ザ・マスター
ぼくのマスターは、かわいいくまちゃん
17.シュガー・ラッシュ
ゴールドメダルとは、立ち位置ゼロのことである
18.パシフィック・リム
死んだら、打ち上げ出来ない
19.ジャンゴ  繫がれざる者
握手したくない時、どうしてる?
20.ゼロ・グラビティ
夜空の向こうのジョージ・クルーニー
21.プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
I am your father.
22.真夏の方程式
“実におもしろい”抜きで、実におもしろい
23.もらとりあむタマ子
おおぐちロールキャベツ~大口で食べれば、ダイヤモンドになる~
24.建築学概論
GEUSSの極み、オッパー!
25.恋の渦
覗き見気分で「もう恋なんてしない」
26.ばしゃ馬さんとビッグマウス
趣味なら、あきらめなくていい
27.テッド
成長してる場合じゃない
2821ジャンプストリート
リュックサックは片腕掛けで
29.マン・オブ・スティール
偉大なる父にして、この息子あり
30.セデック・バレ
アジア・近代版 スリーハンドレッド
31.アイアンマン3
4DXは面白い映画だけにします
32.横道世之介
吉高由里子のぐるぐるカーテン
33.ローン・レンジャー
そして、キモサベが残った
34.劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語
閉じた幸せなんかいらない
35.かぐや姫の物語
生きづらささえ生きる喜び
36.マジックマイク
腰ふりで、女を支配しろ
37.セレステ&ジェシー
愛してる、デモサヨナラ
38.バチェロッテ
ザーメンドレスでバージンロード
39.演劇1+演劇2
貧乏ヒマなし、天才ヒマなし
40.海と大陸
「生きること」「手をさしのべること」
41.アフターショック
崖の上のポヨ
42.ハングオーバー!!! 最後の反省会
コカイン最高!
43.ヒステリア
親とバイブの話はしたくない
44.奪命金
ジョニー・ト-版 現金に体を張れ
45.ホーリー・モーターズ
アポイントメントの向こう側
46.悪の法則
ペットはチータ、セフレはフェラーリ
47.ベルリン ファイル
他人の国でシバラマ祭
48DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN   少女たちは涙の後に何を見る?
あっちゃん、AKBやめるってよ
49.アルマジロ
戦争は麻薬か?
50.シュガーマン 奇跡に愛された男
南アフリカじゃ、オレはヤバイぜ
51.ホビット 思いがけない冒険
世界で一番行ってみたい家飲み
52.アフター・アース
親の愛は、地球より重い
53.風立ちぬ
駿には、強い女が似合う
54.オブリビオン
トム・クルーズがいっぱい
55.キャリー
クロエモレッツの鼻が膨らむ時
56.きっと、うまくいく
All is well?
57.ムード・インディゴ~うたかたの日々~
シャレオツ敵視問題
58.スタートレック イントゥ・ダークネス
宇宙で内輪揉め
59.モンスターズ・ユニバーシティ
モンスターズ・ミラーボールみたかった
60.藁の楯
自分を守る物語のために
61.リアル ~完全なる首長竜の日~
真実の中で、すべてがゆれる
62.イノセント・ガーデン
欲望に目覚める喜び
63.バーニー みんなが愛した殺人者
逆村八分 in テキサス
64.クロユリ団地
あっちゃんの顔がコワイ!
65.アウトロー
アウトローなぼくちん、痴話げんかも仲裁
66.清須会議
やっぱり、こーきが苦手
6747RONIN
へぇ~、アイツも英語しゃべれるんだ
68.スプリングブレイカーズ
調子こいたビッチとは関わりたくネェ
6996時間/リベンジ
ニーソンの運転教習所
70.ヒッチコック
「私を誰の妻だと思ってるの!」自分の夫にキレれる幸せ
71.ダイ・ハード/ラストデイ
無敵男のこわがるモノ
72.グッモーエビアン!
ドンペリ開けてるセレブじゃねえんだぜ!こちとら働いてナンボだ労働For You
73.ガッチャマン
オレは映画をみないうちから駄作と決めつける考え方を否定する
74R100
ダンカン、この野郎!

2013年12月30日月曜日

ゼロ・グラビティ(91分)

監督:アルフォンソ・キュアロン
原題:Gravity
夜空の向こうのジョージ・クルーニー

IMAX字幕版で鑑賞しました。
行ったことない宇宙を見て、「うわ~、この宇宙めっちゃリアルだわーーー」と思いました。宇宙で撮影してきたとしか思えない、映像の説得力。映画が終わり、席から立つと重力に違和感を感じて、うまく歩けなかったことにも驚き。
宇宙の美しい映像に魅せられつつも、映画で起きる過酷な出来事に「地球にうまれてよかったーーー!」「重力ばんざーーーい!」と心底思ったそのタイミングで、エンドロール前「GRAVITY」と表示されるのがめっちゃかっこよく、気持ちよかったです。

広い宇宙を舞台に、ほぼサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人芝居で映画がすすむのですが、とにかくこの映画のジョージ・クルーニーはイイ男でした。サンドラ・ブロッグの命を優先し自らの手を離し、そして宇宙の藻屑となっても通信がつながる間は彼女にアドバイスを届け、ユーモアを忘れない男。

終盤、ジョージ・クルーニーが再び現れた時は、「これで、助かる!」ってめっちゃホッとしたもんなぁ。死んでからも、「1人で戦えるだけの」活をサンドラ・ブロッグにいれにくるジョージ・クルーニー、イイ男過ぎるわ。これから、つらいことがあった時は夜空を見上げて、宇宙に漂うジョージ・クルーニーを思い浮かべ、元気を出そうと思います!

2013年12月21日土曜日

47RONIN(121分)

監督:カール・リンシュ
へぇ~、アイツも英語しゃべれるんだ

映画館でキアヌのどアップのポスターは見かけていましたが、予告編を見てなかったので、前情報なくビックリすることができました。なんといっても、まず日本人の俳優同士が英語で演技してて、驚き。案外、みなさん英語しゃべれるんですね。柴崎コウとか意外な人が英語で演じるのを見て、私も来年はまた英語の勉強をやろうかなとか映画にあまり関係ないことが、頭をよぎりました。英語で話してても、日本語名の発音は日本語発音で、その違和感がなんか面白かったです。 
忠臣蔵をこう料理したかという驚きを十分楽しめたのですが、ちょっと話が長くてだるかったのが残念でした。武器を調達するエピソードとか、菊池凛子の色仕掛けの罠にはまるエピソードとかもっと短縮して100分くらいの映画にしてほしかったな。
モノノケ菊池凛子、かわいいし気持ち悪いし予想以上にはまってたのですが、せっかくレズっぽいからみがあったので、相手役を柴崎コウじゃなくてもっと気の弱そうな娘にしてほしかったです。あと、最後に凛子が龍になって戦うのではなく、凛子のまま刀と髪の毛とかで戦ってほしかったです。唐突に龍が出てくるのには、「テンペスト3D」を思い出してしまいました。
浅野忠信演じる吉良も、柴崎コウを「美しい側室ですな!」と発言し娘だと知り肩をすくめたり、婚儀の余興に浮かれたりとけっこう可愛げがあって好きでした。

2013年12月14日土曜日

くららがたったのシネマハスラー&ムービーウォッチメンランキング(2013年)

2013年、シネマハスラー&ムービーウォッチメン課題作品、今年は1作品を除き完走できました。(今年で4年目)(番組で取り扱われることになった時には「エンド・オブ・ウォッチ」の公開が終わっており、まだソフト化されていないため未鑑賞)(2014年3月7日、ゼロ・グラビティ、エンド・オブ・ウォッチ、47RONINを反映してランキング更新)

3月でシネマハスラーが終わり、4月からムービーウォッチメンとタマフルのシステムが少しかわりまして、番組で当たり屋的作品が取り扱われることが少なくなり、映画鑑賞の心理的負担の少なくなりました。予告を見るたびにドキドキしていた「謎解きはディナーのあとで」とか危険な匂いのする映画を見なくてすんで本当にホッしました。
今年は「アルマジロ」「HK/変態仮面」「ばしゃ馬さんとビッグマウス」と3回メールを読まれたんですが、コーナー外で読まれた「ばしゃ馬さんとビッグマウス」がなかなか痛い投稿内容で、宇多丸さんに放送上で「そんなこと言わないでよ~!」とフォローいただいたり、投稿仲間の方から「気にしすぎ!」と励まされたり、ネット上で「読まれることを意識しすぎなリスナー、ツライ!」とdisられたりとなかなか貴重な体験をさせていただきました。

今年からタマフルではランキングベスト10とワースト1のみにするそうですが、私は例年どおり全部順位つけちゃいました。つーか、結局全部並べないとベスト10は決めれなかったです。(ワースト1はぶっちぎりだから、並べなくても決められるけど)

1位の「LOOPER ルーパー」は、なんといってもジョセフゴートンレビットからブルースウィルスへの臨界点描写が好き!髪の毛が後退してきたら、ブルースウィルスになっちゃうよ~~~。「タイムトラベルのことなんて、どうでもいいんだ!」というブルースウィルスの啖呵も好き。未来から送られてきた者を処刑するという描写は、クールなかっこよさがありました。それ以外にもSF要素が次々にてんこまれていながらも、話がまとまっているのもすごいと思いました。

ワースト1の「R100」は、言い訳ともとれる客を馬鹿にしたメタ構造がどうにも嫌いで。2010年に年間ワーストにしたなべあつの「さらば愛しの大統領」の「バカになってみてください。インテリぶってみないでください。」というオープニングロールにもすげーむかついた記憶があるんですが、面白くないのを作品中で客のせいにしてくる姿勢は、やっぱり不快なものですね。

くららがたったのシネマハスラー&ムービーウォッチメンランキング(2013年)

1. LOOPER ルーパー
2. ワールド・ウォーZ
3. クロニクル
4. 凶悪
5. そして父になる
6. 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム
7. 嘆きのピエタ
8. 愛 アムール
9. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
> ゼロ・グラビティ
10. HK/変態仮面
11. ラストスタンド
12. はじまりのみち
13. シュガー・ラッシュ
14. パシフィック・リム
15. ジャンゴ  繫がれざる者
16. プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
17. 真夏の方程式
18. もらとりあむタマ子
19. ばしゃ馬さんとビッグマウス
20. マン・オブ・スティール
21. セデック・バレ
22. アイアンマン3
23. 横道世之介
> エンド・オブ・ウォッチ
24. ローン・レンジャー
25. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語
26. かぐや姫の物語
27. アフターショック
28. ハングオーバー!!! 最後の反省会
29. 悪の法則
30. ベルリン ファイル
31. DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN   少女たちは涙の後に何を見る?
32. アルマジロ
33. シュガーマン 奇跡に愛された男
34. ホビット 思いがけない冒険
35. アフター・アース
36. 風立ちぬ
37. スタートレック イントゥ・ダークネス
38. モンスターズ・ユニバーシティ
39. 清須会議
40. 藁の楯 わらのたて
41. リアル ~完全なる首長竜の日~
42. クロユリ団地
43. アウトロー
> 47RONIN
44. 96時間/リベンジ
45. ヒッチコック
46. ダイ・ハード/ラストデイ
47. ガッチャマン
48. R100

かぐや姫の物語(137分)

監督:高畑勲
生きづらささえ生きる喜び

予告編にて墨汁で書かれたような輪郭をまといおそろしい顔で走り抜けていくかぐや姫を見て、これまで見たことのないタイプのアニメーションの迫力を感じていました。予告編が台詞抜きだったので、アートっぽい映画なのかなと思っていましたが、生々しい心情吐露とともに生き辛そうなかぐや姫を描きながらも、生きる喜びを感じさせてくれる映画でした。
幼少期のかぐや姫が翁と媼の近くでかえるのモノマネをしながら成長を見せるシーンが、赤ん坊が成長していく姿のかわいらしさとそれを見守る者の喜びがあふれていて好きです。縁側から落ちたかぐや姫が2本足で立ち上がる姿を、驚きと喜びの顔で見守る翁と媼の姿がよかったです。顔を真っ赤にして、「姫!姫!」と手をたたいてかぐや姫を呼び寄せる翁の必死な顔もよかった。
かぐや姫の幸せを祈り高貴な姫という像を彼女に押し付け、どんどんかぐや姫を生きづらくしていく翁を見て、古今東西かわらぬ女性の普遍的な悩みを感じました。「すべてを忘れて他の場所に行ければ、楽になれるのに・・・」とかぐや姫は願い、はからずもそれを叶えてしまうわけですが、結局悩みを捨てなければいけない瞬間にはその生き辛さでさえ愛おしく手放し難い気持ちになることが伝わってきました。結局この生き辛さと付き合っていくことも、生きる喜びのひとつなのかもしれません。
あと、しょうもないことなのですが、幼少期にパンツをはかずにおしり丸出して暮らしていたかぐや姫が捨丸に肩車されたシーンで、「おい、それ、具があたってんじゃねーか!?」とちょっとへんな気持ちになりました。帝のアゴがすごい長いのも気になった。あんなのに後ろからいきなり抱きしめられたら、アゴがささって痛いでしょうに。
あと、月からのお迎えがこないだ見た「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」のアルティメットまどかの一団にすごい似てました。つーか、かぐや姫の穢れが円環の理の中に浄化されたと考えれば、この2つは姿形以外も結構類似してるかもしれません。

2013年12月9日月曜日

シネマランキングYOSOU 2013

「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮) シネマランキングYOSOU」という12月9日にアシッドパンダカフェで開催された、宇多丸さんのシネマランキング2013年を当てちゃおうというイベントに私もYOSOUを投稿させていただきました。
せっかくロジックも作ったので、こちらで紹介させていただきます。
いよいよ、今週末シネマランキング発表。さー、自分のシネマランキングも作らなきゃ!まずは「かぐや姫の物語」を早く見に行かなければ・・・

くららがたったの宇多丸さんシネマランキングYOSOU

1 エンド・オブ・ウォッチ
2011年のシネマハスラー年間ランキングでは、私が唯一見れなかった「サウダーヂ」が1位になりました。ということで、今年唯一私が見逃している「エンド・オブ・ウォッチ」を1位に予想。

2 パシフィック・リム
今年の映画祭りを代表するので置きにいって、2位。

3 クロニクル
超能力が使える桐島なので、3位。

4 ジャンゴ
オープニングで5億点で、4位。

5 ラストスタンド
アメリカでも日本でもこけてるけど、オレは応援するで、5位。

6 嘆きのピエタ
エンディングの市中ひきづりで5億点で、6位。

7 凶悪
8 そして父になる
キャストが似てるし公開時期も似ていた邦画良作なので、差を際立たせるために順位連続させると予想。本物のピエール瀧さんの怖さを知っている宇多丸さんは「凶悪」を7位、「そして父になる」を8位にすると予想。

9 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
パイを舐めるなってことで9位。

10 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ
フォーゼ大好き宇多丸さんなので10位。

2013年12月6日金曜日

もらとりあむタマ子(78分)

監督:山下敦弘
おおぐちロールキャベツ~大口で食べれば、ダイヤモンドになる~

山下敦弘監督と前田敦子の初タッグの昨年の映画「苦役列車」の自分の感想を見返したら、「前田敦子は、なんかこういう「何考えてるかよく分かんない」役あってますね。素で演じているようにみえて、良かったです。」と書いていたのですが、同タッグで前田敦子が主役を演じた本作「もらとりあむタマ子」では「演技っていうか、あっちゃん、こーゆー人なんでしょ!」とつっこみたくなってしまった。それくらい、あっちゃんにタマ子がはまってました。
「苦役列車」では森山未來の汚い食べ方が光っていましたが、今回もあっちゃんの無気力でありながら底知れない食欲を感じる食べ方が素晴らしかったです。特に、大口でロールキャベツをほおばるシーンと2アクションで団子を串から取りはずすシーンが好きです。この映画の食事シーンだけまとめた動画とかあったら、何度もリピート見てしまうと思います。
私は、映画の中でずっと働かないで悩みをあーだこーだぶうたれてる人が嫌いなんですが(サイタマノラッパーのIKKUさえ嫌)、この「もらとりあむタマ子」は不思議と嫌悪感を感じませんでした。おそらく、それはタマ子の実家という甘い蜜の吸い方が私に似ていたからだと思います。働いているとはいえ、私自身実家暮らしで家事は親に頼りっきりでして。洗濯物はもうちょっとまともに干せますが、私の得意とする料理もレンジ料理ばかりで、タマ子と同じくダイエットをしてる時ぐらいしか料理しません。そして劇中のタマ子と同じく、どうしようもなくぐーたらなのに家族になぜか愛されています。劇中、父親と一緒に暮らすタマ子を見て、家族の愛はありがたくもあり、ありがた迷惑でもあり、とにかくかけがえのないものだなと改めて思いました。

2013年11月30日土曜日

悪の法則(118分)

監督:リドリー・スコット
原題:The Counselor
ペットはチータ、セフレはフェラーリ

去年見たリドリー・スコット監督「プロメテウス」老齢の監督作品なのに全く説教臭くなかったことに感動をおぼえ、「こんなじいさんになりたい!」と憧れの気持ちを持ったのですが、この「悪の法則」は教訓めいた台詞とストーリーに満ち溢れていてスコットじいさんの振り幅に恐れいり、さらに憧れが増しました。こういう多面性をもちつつ、老成したいものです。
今作「悪の法則」は正直ちょっと難解で、鑑賞時すぐには誰が誰をどう陥れたのかが正直よく分かりませんでした。キャメロンディアスがずっと裏で手をひいていたのは分かりましたが、ブラットピットも一旦は出し抜いて2000万ドル分のブツを手にしてたという理解でいいのでしょうか・・・ファスベンダーが運び屋を釈放したのは、単なる偶然だったのか誰かの策略だったのか、それもよく分からなかったです。
ただ、サスペンスパートが読み取りきれてなくても、映画自体はとても味わい深く楽しめました。ハビエルバルテムが自分の女のきわどいSEX(?)を急に告白したり、キャメロンディアスが教会に懺悔に行ったり、ファスベンダーが泣きながらプロポーズしたり、とその人物に対して表面的なものとは違う顔を見せられるのに、話の奥行きを感じました。「こーゆー仕事にこそ、ユーモアが必要だろ!」って、無意味に死体を糞まみれの汚水と一緒に運ぶという裏社会の笑いのセンスもすごかった。「死は簡単すぎる・・・」からって、ヤツラすげーこと思いつくな。
あと、チーターをペットで飼っているのにも驚きました。しかも、檻にもいれず、綱もつけず。あんなに人になつくものなんだろうか・・・いつ人間におそいかかるんだろうとソワソワして見てましたが、結局最後まで人を襲わなかったのに、「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」でベベが最後までマミさんを襲わなかったことを思い出しました。そういうグレーな存在は、何事もおこらなくても、画面に緊張感を産みますね。

2013年11月26日火曜日

地下幻燈劇画 少女椿(52分)

監督:絵津久秋
寿司3日間で胃腸にくる

カナザワ映画祭3日目、最後の映画は「少女椿」を見ました。
映画の前、最後の金沢飯は駅中のおでん屋「黒百合」でいただきました。3日間毎日寿司を食べ続けたせいで、少し弱っていた胃腸におでんの煮汁がやさしかったです。 
仕掛け上映がおこなわれた「少女椿」、劇場内にはいるとそこらじゅうにバラ撒かれたトイレットペーパー・倒れる包帯人間・ステージ上の狐付などの演出。映画の舞台になる仕掛小屋を思わせる。映画のクライマックスでは大量の煙が、ラストシーンでは桜吹雪が大量に舞い降りてきました。人力4DX、楽しかった!
タイトル名から「椿」という名前の少女が出てくるもんだと思っていたら、最後まで出てこなかった。椿ってなんだったんだろう。そんなことを思いながら、特急しらさぎで金沢をあとにしました。
カナザワ映画祭、映画8本・トークショー2本・寿司3食と満喫出来ました。今年は深夜に漁港とベルハーのライブも見れたし、素晴らしい3日間でした。来年も行きたいナ!

2013年11月22日金曜日

ばしゃ馬さんとビッグマウス(119分)

監督:吉田恵輔
趣味なら、あきらめなくていい

予告編も見ることなく、タイトル以外は麻生久美子が主演するという事前情報だけ鑑賞しました。
シナリオライターを目指して、がむしゃらに頑張る麻生久美子の姿に、なぜか自分を照らしあわせてみてしまいました。というのは、脚本コンテストに繰り返し応募する彼女の姿に、私が約4年継続している「シネマハスラー」「ムービーウォッチメン」のお題映画を毎週見て投稿するという行為となんかかぶって感じられまして。期待満面で選考結果を確認するも一次選考にも残れない劇中の様子が、毎回期待するもめったにメールが読まれない自分の姿とかぶりました。「何でやってるのか、わかんなくなってる」と語る麻生久美子よろしく、「年間ランキング作るのおもしろそう!」という何気ない動機から始まったのに、今や正直なんで毎週続けているのかよく分からなってしまっているこのムービーウォッチメン投稿行為。でも、劇中の麻生久美子が脚本を書き終えてプリントアウトしているシーンでなんともいえない達成感と快感を感じとり、「私も投稿メールを書き終えた時、快感を感じてるからなぁ。簡単にはやめられないなぁ」と思い直しました。(とはいっても、これは単なる趣味なので、やめ時もいつやめたくなるかもよく分からないのですが) 
最後夢を諦めて田舎に帰る麻生久美子とこれから夢に本腰をいれる安田章大の別れのシーンが、すがすがしさを感じてよかったです。あと、優しくも厳しい元彼・岡田義徳もよかった。つーか、自分の夢を手放すとはいえ、あんな風に自分を思ってくれる男が2人もそばにいてくれたら、すげーイイ人生の1ページだな、うん。

2013年11月15日金曜日

清洲会議(138分)

監督:三谷幸喜
やっぱり、こーきが苦手

一昨年見た「ステキな金縛り」がすごい苦手だったので、三谷幸喜監督作品は出来ればもう見たくないなと思っていました。ので、ムービーウォッチメンでガチャを2回もひき直して「キャリー」をやめて「清洲会議」が課題映画に決まった時には、「まじでか!?」と思わず声を出しちゃいました。まあ、でも、実際見てみると「ステキな金縛り」と比べると、苦痛を感じる度合いが少なくホッとしました。三谷幸喜っぽいその場面だけの設定を作ってくすぐり笑いをおこすという手癖の悪さも少なく、ちゃんと筋をもってキャラクターが動いているように感じました。(更科六兵衛とか天海祐希の忍者のくだりとかは「あー、やっぱりこういうことするんだな」とあらためて、三谷幸喜監督と自分との趣向のあわなさを確認しましたが)
ただ、全体的に話のテンポがものすごいのっぺりしていて上映時間が異様に長く感じました。実際に会議の場面を観客側が見ているのに、その内容を伝聞する家臣の様子を描くのとか、2度同じことを聞かなければならずじれったかったです。あと、細かいいきさつはともかく秀吉がこの会議を制するというのは初めから分かりきっている結末なので、そこまで興味を持って話に引き付けられず、実際は138分の上映時間が3時間近くに感じられました。
終盤、柴田勝家の部屋で秀吉と勝家が並んで酒を酌み交わすシーン、大泉洋さんの冷めた表情と役所広司熱っぽい表情の対比がよかったです。ほかのシーンも、メインの役者陣の演技がきっちりしていて見応えがありました。
あと、名古屋生まれ名古屋育ちの私から見ても大泉洋・中谷美紀の名古屋弁は違和感ありませんでした。大泉洋さんは今年年初公開していた名古屋が舞台の映画「グッモーエビアン!」でも名古屋弁を話していたのですが、その時より名古屋弁が格段にうまくなってました。どえりゃー練習してみえたんだろうと、えらい感心したぎゃー。

2013年11月12日火曜日

アルタード・ステーツ(102分)

監督:ケン・ラッセル
原題:Altered states
水平になる時、世界が加速する

カナザワ映画祭3日目の1本目は、駅前ビルでオープン待ちして回転寿司をかっこんでから「アルタード・ステーツ」を見ました。爆音上映だったせいもあり、目がチカチカ耳がバーンとなりましたが、その後忍者寺に行き心の平穏をとりもどすことができました。(忍者寺、オススメ!) 
前日のトークショー:稲生平太郎さんと高橋洋さんの「奇想天外・新映画理論講座」で語られた理論どおりに、“手術台”“放電”の登場とともに話が加速度を増していくこの映画。新映画理論の「体が垂直から水平になると話が展開する」という言説どおり、主人公 科学者エディが装置の中での身体の向きを垂直から水平に変えた途端に進化の退行がすごいスピードになっていて、「新映画理論、単なるこじつけじゃないかも!」とこの理論への興味もわきました。 
何を言っているかしゃべるスピードが早くて字幕じゃその意味にぜんぜん追いつけなかったんですが、映画終盤の科学者同士の口ゲンカがすごいおもしろかったです。マンションの一室で、科学者:エディが寝込んでるのにかまわず、他の人たちが思いっきり口ゲンカをはじめるという構図も面白い。私、「おとなのけんか」もすごい好きなので、集合住宅で口ゲンカっていう構図が好きなのかもしれません。

2013年11月9日土曜日

獣人島(70分)

監督:アール・C・ケントン
原題:Island of Lost Souls
だが獣姦はない

カナザワ映画祭2日目2本目は「獣人島」を見ました。
カナザワ映画祭直前、一緒に行くシネマテーブルのメンバーと焼肉を食べながら「カナザワで映画、なに見る?あの、“獣姦島”ってヤツも面白そうだよね!」と嬉々として語っていたワタクシ。「ソレ、獣人だよ!」と適切なツッコミいただきましたが、映画を見てみるとあわや獣姦という話だったのでビックリ。“獣姦島”アナがち間違ってなかったネ! あと鑑賞後、科学のタブーと性のタブーを飛び越える映画「スプライス」をひさびさにみたくなりました。
動物を科学で急速な進化をさせて、ほぼ人間に近い生物とするモロー博士の研究。博士は、その進化を証明するために、島に訪れた男・パーカーとその生物:ロタに生殖行為をさせようとたくらむ。産まれてはじめて恋をしたロタが本を池に捨てるとことか、最後に自らの命を捨ててパーカーを救うところなど、進化したモノならではの哀しみを感じる場面がよかったです。また進化した島の生物たちが進化する前の動物の性質をちゃんと受け継いでいて、犬から進化したヤツは飼い主に従順でモロー博士を最後まで守ろうとするとことかも哀しかったです。生き物の性(サガ)には逆らえないものなんだなと感じました。
そして、なんといってもこの映画の見所は、モロー博士(チャールズ・ロートン)の顔のおそろしさ!士は悪そのものといった顔をしていて、「顔面説得力ってこういうこと!」と思いました。

2013年11月7日木曜日

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(116分)

総監督:新房昭之
監督:宮本幸裕
閉じた幸せなんかいらない

TVアニメ全話と劇場版 前編後編とも鑑賞済みの状態で見に行きました。TV版アニメは、放送終了半年ぐらいたって、友人にすすめられ鑑賞しました。前劇場版は映画館に見に行きました。
TVシリーズと前劇場版2作とあわせて話がきちんと終わっていたので、今回の新編はどうなるんだろうと思っていましたが、これを「大いなる蛇足」ととるか「創造的破壊」ととるか難しいところです。ただ、前の段階で話に美しく句点が打たれていたので、この後どう続いていくか分からない現時点では、まだ「大いなる蛇足」と個人的には思っています。 
ほむらとキュゥべえの台詞説明が多く、キュゥべえの試みた実験にどうやってほむらがひっかかったのか、ほむらははじめから「そのつもり」だったのか、そこらへん1度見ただけでは分かりませんでした。いままでのシリーズに比べて、難解さが増したと感じました。
ほむらが自身の内部に作った結界世界がとても幸せで平和なものだっただけに、その後の展開に「はぅーーー」となりました。好きな人が神様になった場合、自分は悪魔になるっていう展開、私はデビルマンを思い出しました。
今までのシリーズでは早々に死んでしまっていたマミさんが、最後まで生きていてずっとおっぱいを拝めたのが、個人的にはうれしかったです。ただ、マミさんが自分を喰った魔女をいつも連れているのでいつマミられるのかとお茶会のシーンとかでもドキドキしてしまいました。でも、最後までマミられないと、それはそれでちょっと残念でした。。。

2013年11月4日月曜日

バーニー みんなが愛した殺人者(99分)

原題:Bernie
監督:リチャード・リンクレイター
逆村八分 in テキサス

シネマテーブルの課題作だったので鑑賞しました。事実を映画化しただけでなく、バーニーに関わった実際の街の人が劇中インタビューに出てくるというかわった構成の映画。バーニーに殺された被害者への悪口を、一般人が言いまくっているのがすごいです。殺人者をあれだけ擁護する方々に、「人間って見たいモノしか見ないんだな・・・」と感じましたね。シネマテーブルで、「山口連続放火事件」を思い出したという感想が多かったのも印象的でした。
ただ、現実の奇妙さにフィクションである映画が勝てないというか、映画化したことにより何を見せたかったのかがいまいち伝わってこず残念でした。

 あと、「イノセント・ガーデン」「嘆きのピエタ」「バーニーみんなが愛した殺人者」とシネマテーブルで扱った3作品「冷蔵庫に死体をいれる」というモチーフが偶然にもかぶってて、ビックリした。そりゃー、今年の夏冷蔵庫にはいるネットDQN画像事件が連続するハズだわ~。シンクロニシティ!

2013年10月31日木曜日

アフターショック(89分)

監督:ニコラス・ロペス
原題:Aftershock
崖の上のポヨ

イーライ・ロス監督の「ホステル」と「キャビン・フィーバー」が大好きなので、製作・脚本・主演イーライ・ロスのこの作品も期待してました。が、正直ちょっと物足りなかったです。
パーティ会場でおこった地震ならではの、ファイナルディスティネーション的な見たこともない嫌な死に方バリエーションがもっと見れたらよかったのになぁ。そういう個人的な期待がもっとも叶えられたのは、わりと序盤の抜け道に案内してくれた掃除婦のおばちゃんがマンホールの蓋を開けた途端にトラックにひかれて首ちょんぱになったシーン。掃除婦のおばちゃんに親切をしたことから思いがけなく助けられるというエピソードだったので「善人は生き延びられるというルールがあるのかな?」と思った瞬間にあの死に方だったので、意表をつかれて「うひょ!」となりました。 
後半、地震をきっかけに刑務所から囚人が逃げて、その囚人により主人公たちが追い詰められ殺されるところは正直あんまり好きな展開ではなかったです。災害のパニックで普通の人が信じられない行動を取ってしまうっていうほうが、怖さ100倍だと思うんですよね。もともと悪い奴らの襲撃とかを描いても、「そりゃ、そうなるよなー」とそんなにゾッときませんでした。そういった意味では、家族を守るお母さんが疑心暗鬼にかられてポヨを撃ってしまうシーンはよかった。撃った本人もビックリしている感じが出ていました。 
あと、この映画冒頭30分くらいの旅行・パーティで浮かれる中年のおっさん3人の描写がものすごく楽しかった。「お前は痩せてるのに、心がデブなんだよ!オレを見てみろ太ってるのに、スマートだろ」とかパーティでポヨがアリエルに助言するところとか、イーライ・ロスがナンパした女子に「サンディエゴにきたら・・・動物園があるよ」と空回るところとかも愉快だった。
「ホステル」も浮かれた若者旅行者の描写がよく出来てたし、イーライ・ロスは旅先の浮かれ感を描くのがすごいうまい気がします。そして、浮かれたヤツがひどい目にあう。しかし、浮かれたヤツがひどい目にあうのって、なんでこんなに気持ちよく見ていられるんだろう。不思議。

2013年10月27日日曜日

ハッピーアイランド(77分)

監督:清川隆
ごめんですむなら、警察と産婦人科はいらない!

カナザワ映画祭2日目はじめの1本は「ハッピーアイランド」を見ました。カナザワ映画祭サイトにて“職が医師である清川監督ならではの医療器具を使った恐怖場面は日本の一般商業映画では不可能な容赦のない映像で、心臓の弱い人には命にかかわる危険を起こすだろう”という紹介があり、めちゃくちゃ期待が高まっていたんですが期待の斜め上を行く作品でした!医療器具を使った残虐なシーンにタオルを噛み締めながら、画面に凝視し楽しみました。

冒頭311描写があって「なんだー、社会問題モノなのか…」とちょっと肩透かしをくらった気持ちになったんですが、いい意味で社会問題でもなんでもなくけしからん感じに311を作品に活かしたホラーエンターテイメントでした。興味本位で立ち入り禁止区域に足を踏み入れた若者たちが「肉ぐらいは県外のモノ食いたいだろ!」というおじいちゃん先生に監禁され、医療器具で拷問を受けるシーンには、恐怖で奥歯が震えました。終盤のカテーテルを使った格闘シーンの尿に血がまざっていくのとか「そんな想像したこともねぇ!」というシーン満載で、素晴らしかったです。
福島の隔離地帯に住むシリヤルキラーことおじいちゃん先生の放つ言葉になんともいえないユーモアがあって、おそろしいおじいちゃん先生をどんどん好きになってしまう不思議。特に「ごめんですむなら、警察と産婦人科はいらない!」というパンチラインは、言葉の意味はよくわらないけどすげー説得力がありました。舞台挨拶時にこのパンチラインはおじいちゃん先生役の方の強い要望でいれたアドリブの台詞と語られたのですが、この方なんと東大卒業の元産婦人科医という経歴の素人さんだったとのこと。おじいちゃん先生、すげーーー。ハッピーアイランドを旅立ったおじいちゃん先生が日本中を旅する続編も見てみたい。我が街「ラブノウン」にもぜひ!