戦闘モードはキメ服で
監督:小泉徳宏
上映時間:103分
パンフレット:620円(★★★☆☆:漫画と並べやすいようにかコミックサイズ。各キャスト競技かるたの特訓をしたのが伝わってきます)
先に「上の句」をすでに見た映画友達複数が「これは面白い!」「侮っててすまん!」とすごい誉めていたので、「下の句」が公開してすぐの昭和の日(4月29日)に「上の句」「下の句」をインターバル10分で連続で鑑賞しました。「上の句」も「下の句」も出演者のきらめきと部活を打ち込む青春のきらめきがオーバーラップしてまぶしくかった!特に、陽的に周りを照らす広瀬すずと静的に燃える松岡茉優が対峙した時の画面はずっと見ていられるドキドキ感ありました。そしてなぜか、競技かるた戦じゃなくて、普通に会話しているシーンのほうがドキドキしました。
ちょっと残念だったのは、「上の句」「下の句」と連続で見たせいで、「上の句」余韻にあまり浸れなかったこと。「上の句」は”仲間がいる楽しさと出来ない自分”を知った机くんの葛藤が、学生時代にどの部活でも「あまり出来ない部員」だった私には個人的に刺さりまくって号泣メーンでしたし、「いまは”ちは”しか見えない」という太一の台詞には学園恋愛物として超胸キュンで、反芻したい余韻がいっぱいでした。「下の句」は、「上の句」でチームが出来たからこそ出来るチームの内部分裂物。それはそれで全うな作りなんですけど、「シビルウォー」みたいに派手にバトルして分裂するわけじゃなくて、地味な心のすれ違いでモヤっとする感じなのであとで反芻したい感じではなかったです。