監督:ニコラス・ロペス
原題:Aftershock
崖の上のポヨ
イーライ・ロス監督の「ホステル」と「キャビン・フィーバー」が大好きなので、製作・脚本・主演イーライ・ロスのこの作品も期待してました。が、正直ちょっと物足りなかったです。
パーティ会場でおこった地震ならではの、ファイナルディスティネーション的な見たこともない嫌な死に方バリエーションがもっと見れたらよかったのになぁ。そういう個人的な期待がもっとも叶えられたのは、わりと序盤の抜け道に案内してくれた掃除婦のおばちゃんがマンホールの蓋を開けた途端にトラックにひかれて首ちょんぱになったシーン。掃除婦のおばちゃんに親切をしたことから思いがけなく助けられるというエピソードだったので「善人は生き延びられるというルールがあるのかな?」と思った瞬間にあの死に方だったので、意表をつかれて「うひょ!」となりました。
「ホステル」も浮かれた若者旅行者の描写がよく出来てたし、イーライ・ロスは旅先の浮かれ感を描くのがすごいうまい気がします。そして、浮かれたヤツがひどい目にあう。しかし、浮かれたヤツがひどい目にあうのって、なんでこんなに気持ちよく見ていられるんだろう。不思議。