「もー、幸雄ちゃんみたいなお父さんがほしい!」(ボディを透明にしたいワケではない。)
と思わず口走ってしまうほど、幸雄ちゃんに魅了されました。
幸雄ちゃんの言葉の厚さよっ!
それにくらべて、ラスト・クライマックス社本くんの言葉の薄さよ!
なんやかんや言って、何事も経験してるヤツが強いなぁと実感。
厭世的なロマンチストのにわかマッチョな言葉なんて信用ならんです。
★★★★★★勝手に作った幸雄ちゃん語録★★★★★★
「今日やれることは、今日やるーーー」
「若いですなぁ!」
「人間はある日突然死ぬっ!
俺はだれがいつ死ぬかいつまで生きるかちゃんと知ってんだ!
どこでくたばってもらうかそれを決めるのは俺だっ!」
「吉田さん、元気でなーーーっ!」
「そーゆーことだ!よろしくなっ!」
「心配ねぇよ、吉田のボデー透明になっちゃったんだから」
「おめーの見てる地球はまるくてツルツルして青いんだろ!
俺の考える地球はよ、ゴツゴツ・ガラガラした岩の塊だ。
丸くてツルツルした星なんてこの世にねぇんだよ!」
「俺は 常に 勝 新太郎!!」
「俺もしあわせになりたいーーー」
「社本!いや、社本くんちょっと痛い・・・」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(映画でいう社本くんの立場の人が書いた実録犯罪物)も読みました。
事件が予想以上に映画どおりで、映画以上に狂っててビックリ。
輪ゴムとかコーヒーのくだりとかまで一緒。
そして、映画にはない、解体時の妻の鼻歌「河内男節」や女性解体のシーンなど震撼モノ。
なかなかのレア本ですが、「冷たい熱帯魚」ファンには是非オススメします!