2012年4月21日土曜日

バトルシップ(130分)

原題:Battleship
監督:ピーター・バーグ


劇場予告ではシリアスな軍事モノをイメージしていたんですが、「え?こういう話なの?」と劇中何度も姿勢を正してしまいました。
まず、冒頭の「弟バカ過ぎエピソード」に衝撃。
チキンブリトーを食べたがる女を口説くために、コンビニの屋根を壊して忍び込み、警察のお縄になる弟:テイラー・キッチュ。そのシーンでかかるお馴染みのぬすっ人BGMの感じに、「これはある種のおバカ映画だな」と映画を見る姿勢を決めました。弟が氷風呂にはいっているとことか無駄なバカ描写が好きでした。
ただ、海軍にはいった後、弟の髪がロン毛から短髪にかわってて、私、この男があの弟だと最初の式典のシーンくらいまで分かんなくなっちゃってました。なので、単純な筋書きなのに途中迷子になっちゃってた。
なんか、ちょっと前、占い師に「髪型かえれば、開運するよ!」と言われたことを思い出しました。やっぱ、髪の毛って人の印象を大きく変えるものなんですね。髪と服が違うだけで、誰か分かんなかったよ。


宇宙人の目的が見えない感じと山にいた彼女と義足退兵がどうやって助かったのか分からない感じに、なんだかメカ描写以上にトランスフォーマー感を感じてしまいました。
宇宙人は無差別殺人をするわけでもないし、実際のところ何しにきたんだろう。こっちが攻撃をしかけなきゃ、初めの墜落以外の被害はなかったっぽい感じもするし、謎。
米軍の攻撃で壊滅した山にいた彼女と義足退兵が、しれっと生きて最後の式典に参加しているのも、、、、どうやったらあそこから生き残れるんだよ、謎だ。


ミズーリー号でおじいちゃんたちが張り切って戦うシーンや、1tのミサイルを6人で運ぶシーンを「あ、ありえねぇ!けど、かっこいい!」と、場面場面けっこう楽しめました。
ただ、変幻自在の金属クリエーチャーって、個人的にはそこまで好きじゃないので続編があってももうみないかも。あと、人が死ぬ絵をちゃんと描いていないのが、残念でした。実際、死んでないなら絵にしなくてもいいけど、、、死んでるならやっぱりちゃんと描いてほしい。