監督:ウィル・グラック
原題:Annie
上映時間:118分
パンフレット:★★★☆☆(720円/キャストのインタビューがたくさんはいってて読みごたえがある。キャメロンディアスの歌が上手いかどうかは評価が分かれるところ)
いままでミュージカルのアニーも見たことなかったのですが、「孤児の赤毛の少女が、トゥモロートゥモローと歌う話」というぼんやりとした印象を持ってました。実際に映画を見てみたら、ほとんどそのままのあらすじでビックリ。ただ、アニーは2人いると思いこんでたけど、実際はひとりだった。(ちょっとググったら、ミュージカルのヤツは子役を働かせすぎないようにわざとダブルキャストにしてるらしい)
で、映画版ですけど・・・曲がいいのは認めます。そりゃあ、ミュージカル映画ですから。ですが、ミュージカルシーンやミュージカルに遷移するシーンに限らず、通常のシーンでも不自然な会話が多くて、なんか話が頭にはいってきずらかった。ストーリーラインが単純だから、話は理解は出来るけど、なんでアニー(クワベンジャネ・ウォレス)がウィル(ジェイミー・フォックス)やグレー(ローズ・バーン)と打ち解けたかいまいちピンときませんでした。一番違和感を感じた会話は、アニーとグレースのはじめての会話。「ラジオがどうのこうの」とか「友達がいるだかいないだか」グレースが言ってるけど、こいつが何をいいたいか全く理解出来なかった。でも、絵面だけみてたら、ほぼすぐに意気投合してて「えっ!今の会話でなにがおきた!」ってなりました。
パンフレット:★★★☆☆(720円/キャストのインタビューがたくさんはいってて読みごたえがある。キャメロンディアスの歌が上手いかどうかは評価が分かれるところ)
いままでミュージカルのアニーも見たことなかったのですが、「孤児の赤毛の少女が、トゥモロートゥモローと歌う話」というぼんやりとした印象を持ってました。実際に映画を見てみたら、ほとんどそのままのあらすじでビックリ。ただ、アニーは2人いると思いこんでたけど、実際はひとりだった。(ちょっとググったら、ミュージカルのヤツは子役を働かせすぎないようにわざとダブルキャストにしてるらしい)
で、映画版ですけど・・・曲がいいのは認めます。そりゃあ、ミュージカル映画ですから。ですが、ミュージカルシーンやミュージカルに遷移するシーンに限らず、通常のシーンでも不自然な会話が多くて、なんか話が頭にはいってきずらかった。ストーリーラインが単純だから、話は理解は出来るけど、なんでアニー(クワベンジャネ・ウォレス)がウィル(ジェイミー・フォックス)やグレー(ローズ・バーン)と打ち解けたかいまいちピンときませんでした。一番違和感を感じた会話は、アニーとグレースのはじめての会話。「ラジオがどうのこうの」とか「友達がいるだかいないだか」グレースが言ってるけど、こいつが何をいいたいか全く理解出来なかった。でも、絵面だけみてたら、ほぼすぐに意気投合してて「えっ!今の会話でなにがおきた!」ってなりました。
あと、作り手側がミュージカルに関して照れがあるのかいまいち信じきれていないのか、ちょっとミュージカルに対するエクスキューズめいたシーンがあるのが、残念でした。せっかくやるなら、もっとやりきってほしかった。ハニガン(キャメロン・ディアス)がアニーの親オーディションをするシーンで、「なんで、歌と踊りがいるんだ?」と聞かれ、「だって、みんな好きじゃない!それがあれば、盛り上がれるし」的なことを言うのは、ミュージカルを信じきれてない照れを感じました。(そのシーンに限らず、キャメロン・ディアスはミュージカルをメタ視点化するような台詞が多かった)同監督作品の「ステイ・フレンズ」では、ラストシーンのフラッシュモブでむかえる大団円があり、あれを見ているとウィル・グラック監督は歌や踊りの力を信じてる人な気がするのですが、直球でミュージカル映画をするというとちょっと照れてしまうのかなと感じました。
いま、トマ・ピケティの「21世紀の資本」って本を読んでいるのですが、それによると現代ではもともと貧乏な人が才能で超金持ちになるというアメリカンドリームを叶えるのは相当難しいという資本格差を超える難しさが書いてあり、ウィルが貧乏の出目でありながら、携帯会社で成功し旧ワールドトレードセンター跡地にある高層マンションに住んでいるという設定に説得力を感じられませんでした。そもそも、貧乏の出目なのに、あんなに潔癖症でハッシュポテトも食べれないってなんでなんだろ。あと、ハゲ設定はなんの伏線にもなってないし、完全に蛇足だと思う。ついでに言うと、あのスマートハウスの壁面液晶の映像は超ださいから、住みたくない。