監督:沖浦啓之
映画館に飾られていた妖怪てんこもりポスターを見て、「予告編のイメージより好きかも!?」と思ったんですが、残念ながらポスターより予告編のイメージに近い映画でした。
そりゃあ、死んだ父親から手紙が来たら泣いちゃいますよ。正直、私も泣いちゃいました。でも、あんまり好きになれない映画。「ヌレタからって、好きなわけじゃないだからねっ!」という、あまのじゃくマインドが発動してしまいました。
まず、妖怪がイヤなヤツなんですよ。
老人が作った野菜や果物や島の幼女の私物を盗みまくるし、ももに暴力は振るうし。
特に、盗みに関しては、ももが注意してもやめないんですよ。倫理うんぬんを言う気はないですが、普通にこいつらのこと好きになれないです。
あと、ももの母に恋心を寄せるうだつのあがらない幼なじみの郵便局員の心の声が突然聞こえてきちゃう問題。しかも、「お前は積極的でいいよなー」って、小学生同士の恋愛をうらやましがる声。心の声がきこえてくるのは、ももとこの男だけ。なんで、この男の心の声だけ聞かせたんだろう???
つか、いくらお願いされたって、台風の中バイクで小学生の女の子と2ケツしちゃ駄目でしょ!男を見せるなら、ひとりで風の中を行け!「だから、お前は駄目なんだよっ!」と説教こきたくなっちゃいました。
いや、その後の台風・橋渡りの絵は、良かったんですけどね。横なぐりの風雨表現、バッチリでしたし。妖怪どろどろシールドも好きでした。
この映画がヒットしたら、「ももへ」と書いただけの手紙を有安杏果さんや百田夏菜子さんに渡すプレイが流行ったりして、、、とどうでもいいことを思ったりして、今日は筆をおきます。(手紙的表現)