英題:
JODAEIYE NADER AZ SIMIN
監督:アスガー・ファルハディ
女のコの友達と一緒に見に行きました。
「夫婦破局モノは、同性と見に行くべき」という発見。映画が終わった後、自分のコトは棚にあげて男の駄目なトコロを言い合いスッキリ出来てよいデスネ。
最近見た夫婦破局モノ「レボリューショナリーロード」「ブルーバレンタイン」は、幸せな頃も描いているのに対して、こちらは終末の2人しか描いていない。ので、壊れていく2人にそんなに心は苦しくならないのですが・・・
ただ、親に巻き込まれて、つらい環境を我慢したり・親の嘘がばれぬよう自身も嘘をついたりする子供たちが、かわいそう過ぎる。。。幼少期に親の離婚を経験してたら、つらくて耐え難い映画だと思います。
「男が折れるなら許す」と思っている女と、「プライドを守るためには、絶対折れない」と思う男。そのままでは、いつかは「別離」の解に至ってしまう。
どちらが正しいかとか自分の正義とかはどうでもいいから、「とにかく真摯に頭を下げる」ということが円満な家族関係を続けるためには必要だと実感。
「ごめん、オレが悪かった」って言ったらよかったのに。永続的に密な人間関係は負けるが勝ちですよ、ホント。