監督:ドン・コスカレリ
原題:Phantasm
すわっ!ビジュラマ方式
今年も行ってきました、カナザワ映画祭!
金沢に到着後ホテルに荷物を預けて、きばって乙女寿司行って、そして1本目に見た映画「ファンタズム」。
“劇中に登場する殺人鉄球が場内に飛びかう”というビジュラマ方式に惹かれたんですが、これがヒドイ映画で。ビジュラマ方式の名のもとに場内に飛び交う殺人鉄球も、小さめのビーチボールみたいなカワイイヤツでした。このガックリ感も含めて、伝説の東宝東和のギミック宣伝の真髄を味わうことが出来ました。
この映画、「なんじゃそりゃ?」っていう展開が行き過ぎているところが諸所あって、それを「ひどい」といいながらも結構笑ってしまいました。
特に声を出して笑ったのは、墓場で青姦している兄貴の横を弟が「うぁぁぁぁーーー」って叫びながら猛ダッシュしていくシーン。その弟を見て、「ちょっとここで待ってて!」と女を墓場に置いてけぼりにする兄貴。すばらしき、兄弟愛ですな。
あと、葬儀場にいる怪人が八名信夫に似てましたネ。「まずーい、もう1本」って感じで、カナザワ映画祭合計7本の映画を楽しみました。