監督:トーマス・マッカーシー
WINWINの関係のもとビンタ張る
よっしゃ強いのほっぺに頂戴
予告編もみず、タイトルに釣られて鑑賞。
めちゃくちゃ笑えるコメディを期待してたんですが、笑いは少なめでわりとシリアスな展開でちょっと拍子抜け。映画自体は悪くないのですが、題名とはミスマッチでした。
邦題オリジナルタイトル「ダメ男とダメ少年の最高の日々」ってほど、男も少年もそこまでダメではないし、そんなに最高の日々でもない。
あと、原題「Win Win」ってのも、Win Winの関係って言い切れるか微妙な幕切れに感じました。特にダメ男:マイクは弁護士資格を失っているし。両者ほろ苦い勝ちっていうところでしょうか。
成り行きで引き取ることになった家出少年カイルが実はレスリングの天才だったと判明した時のおっさんたちの浮かれ具合がかわいかったです。才能を見つけた時のおっさんの喜びっぷり。それを自分の手で育てられるとなったら、もう興奮が止まらない。あの浮かれっぷりに、秋元康やつんく♂やジャニー北川がアイドルプロデュース業をやめられない理由がちょっと分かった気になりましたよ。松井珠理奈をオーディションで見たとき、秋元康が思わず椅子から立ち上がったっていいますもんね。
この映画、最終的には家族一丸になって継続的に協力しあい日々の苦難を乗り越えていく姿を提示し終わるのですが、「だったら、なぜ始めから仕事が減り、稼ぎが少ないことを打ち明けなかった?」という疑問が。家族間でお金がないことを隠すのは危険な行為ですよ。
おかーちゃんに怒られるのが怖くても、稼ぎが減ったり・仕事を増やしたり辞めたりしたことは言わないと、あとでとんでもなく面倒くさい展開になる可能性が大。正直に告白して、家族と苦労を分かち合うのがベターです。
おかーちゃんに怒られるのが怖くても、稼ぎが減ったり・仕事を増やしたり辞めたりしたことは言わないと、あとでとんでもなく面倒くさい展開になる可能性が大。正直に告白して、家族と苦労を分かち合うのがベターです。