2013年5月11日土曜日

アイアンマン3(131分)

監督:シェーン・ブラック
原題:Iron Man 3
4DXは面白い映画だけにします

日本初上陸の4DXで見てきました。中川コロナに日本初のモノが降臨するなんてビックリ。私が見た回には、愛知県知事も鑑賞に来ていました。しばらくは、コレ目当てに中川が賑わうかもしれませんね。
まず映画の前に初めての4DXについて風やら水やら匂いやら霧やらスゲーでゲス。予想以上に映画のシーンにちゃんとマッチして各種効果が出て、楽しい。
特に効果を感じたのは、トニースタークの家が破壊されるシーン。シートはぐいぐい動くし、風は吹くし、水は飛び散るし、家が崩れ落ちるところでスクリーン前にスモークが出てくるし。
あと、飛行機から次々に手をつないで乗客を助けるシーンも、シートと風の効果ですごいスリルを感じました。
ただ、この4DXすごい疲れます。鑑賞後、乗り物酔いみたいな倦怠感があるし、頻繁には見に行けない感じです。今回の「アイアンマン 3」は映画自体が面白かったからよかったけど、つまんない映画でこんなに疲れたら許しがたいものが。ので、ちゃんと映画を選んだ上での4DX鑑賞をオススメします。
で、「アイアンマン 3」の映画自体ですが、登場人物ひとりひとりに愛が注がれていてよかったです。オープニングで新年の花火をたった1人で見ていたキリアンと、エンディングでポッツと一緒にアイアンマンスーツ爆発させた花火を見るトニースターク。孤独の中で野望を燃やすキリアンと、愛の前に自らの愛好するものを焼失させるトニースターク、この対比がキレイにはまっててよかった。
エンドロール後のお楽しみも今までのマーベルの中で一番笑いました。短気ゆえに人の話をきけないハルクかわゆす。
ただ、今回の悪役キリアンは、ポッツのことがどれだけ好きなのか、結局何をしたいのかがよく分からず、悪役側への感情移入がいまいち出来ず残念でした。スタークへの復讐心という動機は理解出来るんですが。ポッツが火の海に落ちても、「オレなら手を離さなかったよ」っていう台詞ってのはどうかと思う。もっと、ポッツを奪いあって!