監督:マーク・フォースター
原題:World War Z
世界を股にかけるZ!
世界を股にかけたゾンビパニックに大興奮しました!
もともとゾンビ映画の中でも「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「28日後…」が特に好きだったんですが、今回ので「やっぱり私は爆走するゾンビが好きだ!」と再確認できました。
いままで見てきたゾンビ映画って、舞台になるのがひとつの街だったりとミクロに描かれたんですが、今回はアメリカ、韓国、イスラエル、イギリスとさまざまな国のゾンビパニックが見れて、楽しかったです。ゾンビの対策にお国柄が見えるのが、イイ!ゾンビ発生から24時間以内に国民全員の歯を抜いた北朝鮮、ゾンビの存在を予兆するメモから数年前から対策し高い壁を作っていたイスラエル。独裁色の強い国はこういう異常な有事に強いなー。頼もしい、けど怖い。原作も読んでみたくなりました。
個人的にツボだったのは、ゾンビ対抗への希望の星の学者さんが登場10分位で即効死んだ所。しかも、死に方が。。。足を滑らして、銃が暴発して当たるというマヌケさ。ついさっきまで、目をギンギンに光らせて、えらそうに講釈たれてたインテリがあっという間に死ぬのは愉快でした。
あと、イスラエルの壁越ゾンビのきっかけも笑ってしまった。壁の中で安全が確保された人々の大合唱によって、ゾンビが集って人垣ならぬゾンビ垣を作り壁を越えてくる。せっかく前もってゾンビ対策してきたのに、こんなことでパーになってしまうことが実にリアル感がありよかったです。