監督:ジョゼ・パジーリャ
原題:RoboCop
ああいう絵が飾ってある会社を信用してはいけない
鑑賞後ふりかえると、主要登場人物のキャラクターが薄くて「あいつ、よかったな!」ってのがキャスター役のサミュエルLジャクソンくらいしか思いあたらなくて残念でした。また、場面場面で登場人物の意思決定基準がズレているような気がし、感情移入がしずらかった。
科学的に考えるとありえないロボコップのプログラムを乗り越えるくだりも、わりとあっさり「そーゆーこともあるのねぇ」という描写で「その問題を乗り越えた意味の大きさ」が把握しずらかったです。
総合的な映画の出来が普通といっても、すごく好きなところもありました。
まず、オープニングがかっこいい。オープニングMGMのライオンのロゴをバックに、サミュエルLジャクソンの唇をふるわす音が聞こえきて、そのまま彼がキャスターを務める報道番組が始まる。「なにか面白いことがはじまる!」という期待感が高まるすごい良いオープニングでした。
あと、オムニコープ社に飾られている意味のわからない現代美術絵が「この会社の胡散臭さ」をよくあらわしててよかった。会議室にあんな絵を飾ってる会社はダメだ!