2012年1月24日火曜日

ノルウェイの森(133分)

監督:トラン・アン・ユン

「今さら映画化なんて、どーせ「カネ」がらみでしょ」と半笑いで見に行った自分を深く反省。 とてもよかった!
別に「ノルウェイの森」ファンでもなく、ハルキストでもないのですが、文学の映画化としてここまで出来るのかと感動です。原作は20年近く前に一度読んだきりでぼんやりとしか内容をおぼえていなかったのですが、原作を読み返したくなりました。

特に気に入ったのは、直子の最期からワタナベの海の嘆きのシーン。
気分が悪くなる場面で、本当に気持ち悪くなる音楽をかける。そして、悲しみを役者さんのリアルさのある全力の演技でみせる。見てる側は、どんどん気分が重くなる。それが本当に、ずしんとくる本を読んでいる時の感覚に近くてよかったです。

ただ、デートムービーとしてはおすすめできません!
女子目線で考えると、「私、そんなにSEXのことばっかり考えてないんだからね!」という反抗心が生まれてきちゃうと思います。
いや、本当はそういうことばっかり考えて生きていきたいものですけどねぇ。

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