2012年1月10日火曜日

琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ(96分)


監督:佐野智樹

マブヤー、ほとんど予備知識なく見てきました。
予告編を見た時は「これは、イロモノだろ」と思ってたんですが、想像以上に真面目に作ってあり、アイドルもヒーローも「地方の時代、キターーーー!」と実感しました。

「どーせ、にぎやかし的出演でしょ?」とうがっていたメインキャスト、山田親太郎・ISSA・ゴリの3人が、役にはまっててよかったです。3人ともとても真面目に演じられていて、好感が持てました。ゴリの最後の熱い決め台詞もよかった。
ヒーローショーで悪役を演じていた主人公がヒーローの力を手に入れるという設定や、ショーでヒーローを演じていたISSAが実際の悪者には歯がたたず、一度殺されかける設定も好きです。

ただ、ダメなところも目立ちまして…まず「?」な展開が多かった。秋田のご当地ヒーロー:超神ネイガーがなぜ沖縄にきたのか分からないし・空港でその後も投げっぱなしで駄目。あと、隕石のくだりがかなり時間がたった後唐突に展開するので、「あの隕石、どうなったんだっけ?もしかして、私、居眠りしてたのかな?」と途中自分に居眠り疑惑を持ってしまいました。隕石が、話を収束させる重要な部分だっただけに、これはかなり残念でした。
それぞれ異なる7つのマブイがあるというわりに、どれを奪われても「結局、寝る」だけっていうのも残念。あと、マブヤー側もマジモン側も仲間がトリオで組まれているのですが、その会話劇が全然はずまず、もったいない。おもしろくなりそうなコントラストだったのになぁ。

好みの問題なのかもしれませんが、カメラワークも嫌でした。
アクションシーンがアップすぎて、上下が見切れてることが多くて気持ち悪いし、普通の会話シーンも左右があいてて、空間に偏りがあって気になる。あと、悪者中心シーンの画面の緑暗い感じも好きになれません。
つい最近見た「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」では、そういうところが全く気にならなかったので、「やっぱり、仮面ライダーって、、、実は高度なことしてますよねっっ!」と再び仮面ライダーの素晴らしさを実感。
「地方の時代、キターーーー!」だけど、地方“だけ”の時代ではないから、中央のものもしっかりみにイコーーーー!

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