総監督:新房昭之
監督:宮本幸裕
閉じた幸せなんかいらない
TVシリーズと前劇場版2作とあわせて話がきちんと終わっていたので、今回の新編はどうなるんだろうと思っていましたが、これを「大いなる蛇足」ととるか「創造的破壊」ととるか…難しいところです。ただ、前の段階で話に美しく句点が打たれていたので、この後どう続いていくか分からない現時点では、まだ「大いなる蛇足」と個人的には思っています。
ほむらとキュゥべえの台詞説明が多く、キュゥべえの試みた実験にどうやってほむらがひっかかったのか、ほむらははじめから「そのつもり」だったのか、そこらへん1度見ただけでは分かりませんでした。いままでのシリーズに比べて、難解さが増したと感じました。
ほむらが自身の内部に作った結界世界がとても幸せで平和なものだっただけに、その後の展開に「はぅーーー」となりました。好きな人が神様になった場合、自分は悪魔になるっていう展開、私はデビルマンを思い出しました。